食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu03960360314
タイトル ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)、家畜群におけるカルバペネマーゼ産生菌に関する情報を公表
資料日付 2014年1月14日
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分類2 -
概要(記事)  ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)は1月14日、家畜群におけるカルバペネマーゼ産生菌に関する情報を公表した(No. 002/2014)。概要は以下のとおり。
 カルバペネムはヒトの治療用に認可された抗生物質で、世界保健機関(WHO)ではヒトへの治療用の非常に重要な抗生物質に分類している。このような種類の抗生物質は、標準的な抗生物質ではもはや効果が見られない場合、すなわち厳しい症状にのみ使用を限定するべきである。
 細菌がカルバペネム耐性につながる機序は、カルバペネマーゼという特定の酵素の産生である。カルバペネムに対して耐性を持つと、カルパベネムの有効成分はカルバペネマーゼ産生菌による感染症の治療には使用できなくなる。
 BfRは、初めて、家畜群の検体からカルバペネマーゼ産生腸内細菌を検出した。カルバペネマーゼ産生菌は、肥育豚3群及び肉用鶏1群からのサルモネラ属菌、これらの豚群の1群からの非病原性大腸菌から検出された。この細菌からカルバペネム耐性が他菌種へと伝播する可能性があることから、消費者は理論的には、動物由来食品又は動物との直接接触を介して、この耐性菌に感染する可能性がある。
 抗生物質による治療が必要になったとしても、こうした感染症に対して効果がないとなれば、この種類の病原体により問題がもたらされる可能性がある。この種類の耐性菌が病院に持ち込まれた場合にも深刻な結果につながり得ることから、カルバペネマーゼ産生菌はいずれの場所においても可能な限り予防しなければならない。
 当該情報の全文(ドイツ語、4ページ)は以下のURLから入手可能。
http://www.bfr.bund.de/cm/343/antibiotikaresistenz-carbapenemasebildende-keime-in-nutztierbestaenden.pdf

国立医薬品食品衛生研究所 安全情報部 食品安全情報(微生物)No.2/2014(2014.1.22)P16
http://www.nihs.go.jp/hse/food-info/foodinfonews/index.html
地域 欧州
国・地方 ドイツ
情報源(公的機関) ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)
情報源(報道) ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)
URL http://www.bfr.bund.de/cm/349/antibiotics-resistance-carbapenemase-producing-germs-in-livestock-populations.pdf
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