食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu03960290160
タイトル 英国食品基準庁(FSA)、欧州食品安全機関(EFSA)がビスフェノールA(BPA)に関する意見募集の第2段階を開始したことを受け、BPAに関するQ&Aを公表
資料日付 2014年1月17日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  英国食品基準庁(FSA)は1月17日、欧州食品安全機関(EFSA)がビスフェノールA(BPA)に関する意見募集の第2段階を開始したことを受け、BPAに関するQ&Aを公表した。概要は以下のとおり。
 BPAは、飲料の詰替え用ボトル及び食品の保存容器など、食品と接触する材料などのプラスチックの製造に使用される化学物質である。食品及び飲料の缶の保護被膜及び内膜としても使用される。
Q1:食品中のBPAは有害なのか?
A1:微量のBPAが包装から食品又は飲料に移行する場合があるが、互いに独立している専門家らは、この程度の暴露は有害であるとは考えられないと助言している。各々の研究では、BPAは例え高濃度で摂取した場合でも、すぐに吸収、解毒され、ヒトの体から排せつされることから健康への懸念とはならないと示されている。
Q2:一部の人々はなぜBPAに対して懸念を抱くのか?
A2:食品と接触する材料から食品に移行したBPAが検出されても、その量は健康への懸念とはならない。しかし、BPAはホルモン系と相互作用する可能性があると考えられる内分泌かく乱物質とも言われる数多くの物質のひとつとなり得るとする意見もある。
 一部の野生動物種が内分泌かく乱物質への暴露による影響を受けたとする証拠があるものの、ヒトにおいては、生殖機能に対する有害な影響をこれらの化学物質への暴露に結びつける決定的な証拠はまだない。
Q3:消費者を保護する規則はあるのか?
A3:ある、欧州連合(EU)の法律では、食品と接触するプラスチック製の材料から食品に移行する可能性のあるBPAの量を特に厳格に規制している。それに加え、欧州規則(EC)No.1935/2004では、全ての材料及び物質について、構成成分の移行が、ヒトの健康を脅かさない量であることを義務づけている。
Q4:EFSAは新たな見直しを行っているのか?
A4:そうである。EFSAは現在、BPAに関する包括的なリスク評価を行っており、2014年に完了する予定である。今回の評価により主要な改訂が示される。この評価では、食事由来及び非食事由来の紙、吸入暴露及びほこりといった汚染源と共に他にBPAの毒性に関する新しい研究も考慮している。2段階にわたる意見募集は2013年7月の暴露評価素案の公表に始まった。第2段階では、EFSAによるBPAのヒトの健康に対して考えられるリスクの評価に関する意見募集を行っている。
地域 欧州
国・地方 英国
情報源(公的機関) 英国食品基準庁(FSA)
情報源(報道) 英国食品基準庁(FSA)
URL http://www.food.gov.uk/policy-advice/foodcontactmaterialsbpa/
(※注)食品安全関係情報データベースに関する注意事項
本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
掲載情報は、国際機関、国内外の政府機関等のホームページ上に公表された情報から収集したものですが、関係する全ての機関の情報を確認しているものではありません。また、情報内容について食品安全委員会が確認若しくは推薦しているものではありません。
掲載情報のタイトル及び概要(記事)は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
情報公表機関からの公表文書については、個別項目の欄に記載されているURLからご確認下さい。ただし、記載されているURLは情報収集時のものであり、その後変更されている可能性がありますので、ご了承下さい。