食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu03960280149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、ビスフェノール(BPA)に関するFAQを公表
資料日付 2014年1月24日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は1月17日、ビスフェノール(BPA)に関するFAQを公表した。概要は以下のとおり。
Q1.EFSAはBPAの暴露に関連した健康ハザードを見出したか?
A1.EFSAは、BPAがげっ歯類の腎臓及び肝臓に悪影響を及ぼす可能性並びに乳腺に影響を引き起こす可能性が高いと、結論づけた。
Q2.このことは(訳注:1の回答)BPAがヒトに健康リスクをもたらすことを意味するのか?
A2.EFSAは、消費者のBPAの現在の暴露量は悪影響を生じるには少なすぎるため、健康リスクは低いと結論づける。EFSAの科学的意見書素案は、すべての年齢群でBPAの暴露量が、TDIとして知られる推定した安全な暴露量を、十分に下回っていることを示す。BPAの経口暴露量及び非経口暴露量を合わせた最大暴露量は、年齢群によって、勧告した暫定的な耐容一日摂取量(t-TDI)の1/3~1/5と低いことによる。すべての年齢群について、経口暴露量のみではt-TDIの1/5未満である。
Q3.EFSAがBPAの現行TDIの引き下げを勧告する理由とは?
A3.なぜEFSAがTDIを引き下げることを勧告したかを理解するため、2010年の以前のBPAの評価におけるTDIを設定するときに使用したEFSAの手法を調べ、その手法と今回の意見書素案に使用した手法を比べる必要がある。
a).2010年にEFSAが設定した50μg/kg体重/日であるTDIは以下のとおり。
 ラット及びマウスの毒性試験からの5mg/kg体重/日であるNOAELが出発点である。一般に認められた科学的通例に従い、次に、この値はすべてを含めた不確実係数の100で除した。
不確実係数の100を構成するのは、動物及びヒトの種間の違いの係数を10とし、この初期係数(default factor)の10を構成するのは、動態の違いの値の4に毒性作用の違いの2.5を乗じたものである。この値に、ヒトの個体間の感受性の違いによる値の10をさらに乗じたものである。そうすることによって、CEFパネルは、BPAの推定される安全な暴露量であるTDIを50μg/kg体重/日と結論づけた。
b).今回の意見書素案では、EFSAは異なる手法を使用し、5μg/kg体重/日と勧告したt-TDIは以下のとおり。
 専門家らは、2010年に使用したものと同じ毒性試験を分析し、マウスの腎臓において、わずかな悪影響を引き起こしたことを示す、重量増加が見られ、10%のベンチマーク用量95%信頼下限値(BMDL)を算出した。EFSAは、この作用が3.6 mg/kg体重/日で起こると定めた。
 2010年以後、新たに利用可能になった強固な研究結果は、EFSAが、ヒトと比較して様々な動物種でBPAがどのように影響するかを、よりよく評価することを可能にした。これら新たないわゆる動態のデータに基づいて、マウスで有害作用を引き起こす用量をヒトの経口等価用量(an oral equivalent dose)に換算することが可能になった。EFSAは、このヒトの経口等価用量が113μg/kg体重/日であるとした。
 次の段階は、TDIを算出するための不確実係数の適用である。EFSAは、動物種間の動態の違いに関連した初期不確実係数(default uncertainty factor)の4が、動物の用量からヒトの等価用量への換算に既に含まれていることに留意する。したがって、i)種間の毒性の違い及びii)ヒトの個体間の感受性の違いの、残る初期不確実係数の25をヒトの等価用量である113μg/kg体重/日に適用し、新たに勧告したt-TDIである5μg/kg体重/日と算出した。
Q4.EFSAがBPAについてt-TDIを勧告する理由とは?
A4.EFSAは、生殖系、神経系、免疫系、代謝系及び心臓血管系、並びにがんの発生に関する現在のBPAを取り巻く影響の不確実性を反映した、暫定的な値としてのTDIを勧告している。EFSAは、BPAとその他の影響が関連している可能性があるとは現時点において考えられないが、これらの影響は、ヒトの健康に対する潜在的な懸念である可能性があり、当該物質のリスクについての全体的な不確実性に加えられると結論づける。
 EFSAは、今回のTDIが、BPAの健康影響に対する可能性についての現在の多くの不確実性に取り組む米国国家毒性計画(NTP)の研究結果が出るまでは、引き続き暫定的であることを勧告する。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL http://www.efsa.europa.eu/en/faqs/faqbisphenol.htm?section=accordion&subsection=16

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