食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu03950020482
タイトル 香港食物環境衛生署食物安全センター、「魚スープのリスクと便益」と題する情報を公表
資料日付 2013年12月12日
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分類2 -
概要(記事)  香港食物環境衛生署食物安全センターは12月12日、「魚スープのリスクと便益」と題する情報を公表した。概要は以下のとおり。
1. 序言
(1)魚スープは栄養が豊富な上、中国では伝統的に産後や授乳中の女性の滋養食に適しているとされている。しかし、魚類に含まれる汚染物質がスープに浸出する可能性があることから、妊婦や授乳婦が日常的に魚スープを飲用した場合に胎児又は乳児にリスクとならないかについて社会的関心が寄せられている。
(2)魚類には良質なたん白質及び様々な必須栄養素が含まれている(長鎖n-3系多価不飽和脂肪酸等)。しかし、魚類にはまた、メチル水銀、ダイオキシン類のような汚染物質も含まれている。
(3)国際連合食糧農業機関(FAO)/世界保健機関(WHO)合同専門家会議が組織した魚の摂取のリスクと便益に関する専門家会合における2010年1月の評価によると、得られた結論はたくさんの種類の魚類を適量摂取することを提言するというものだった。
 しかし、我々は魚スープのリスク及び便益の評価に関する報告書は未だ確認していないことから、小規模な研究を実施し、魚スープの飲用のリスクと便益を評価した。また、関連の結果は今後WHOに提出する。
2. 安全性及び健康への影響(省略)
(1)メチル水銀
(2)ダイオキシン類
3. リスクと便益の評価
(1)今回の評価では、産後や授乳中の女性に魚スープとして提供されるライギョ、ソウギョの尾、コチ、フナ、ナマズの5種類の魚について集中的に調査し、魚スープ中のダイオキシン類、メチル水銀、長鎖n-3(ω-3)系多価不飽和脂肪酸(EPA、DPA、DHA等)の含有量を測定した(※1)。その結果、長鎖n-3系多価不飽和脂肪酸の含有量が多い魚スープは一般的にメチル水銀又はダイオキシン類の含有量も比較的多いことが分かった。
(2)食事摂取量評価結果より、香港市民(出産可能年齢の女性を含む)が魚スープのみから摂取するメチル水銀及びダイオキシン類の量は健康に悪影響を及ぼす可能性がほとんどないレベルである。
(3)出産前に摂取するDHA及びEPA、並びにメチル水銀が子どもの知能指数に与える影響について比較した。センターはFAO/WHO合同専門家会議が組織した魚の摂取のリスクと便益に関する専門家会合(2010年1月)が提言した方法を参考にリスクと便益の比較を行った。その結果、魚スープの飲用で得られる便益はリスクよりも大きかった。例えばナマズ中のメチル水銀が最も多かったが、同時にDHA及びEPAのレベルも最も高く、母親が毎日ナマズのスープを4杯飲むと、子どもの知能指数は4.6~5.5ポイント増加すると推定する。
4. 市民への助言
(1)市民は多様な野菜・果物等、バランスのとれた、バラエティーに富んだ食事を保つべきである。
(2)魚類には長鎖n-3系多価不飽和脂肪酸及び良質なたん白質等、様々な必須栄養素が含まれていることから、市民(妊婦や子どもを含む)はたくさんの種類の魚類を適量食べるとよい。また、魚スープも長鎖n-3系多価不飽和脂肪酸等栄養素の供給源である。
(3)妊婦や妊娠を計画している女性及び子どもは、釣った魚やメチル水銀含有量が多い可能性のある魚類(マグロ、キンメダイ、サメ、メカジキ、マカジキ、オレンジラフィー、キングマッカレル)を食べないようにすべきである(※2)。
※1 5種類の魚の分析値は以下のURLから入手可能。
http://www.cfs.gov.hk/sc_chi/programme/programme_rafs/images/Soup_fish_table.jpg
※2 各種魚類のメチル水銀含有量に関する研究報告は以下のURLから入手可能。http://www.cfs.gov.hk/sc_chi/programme/programme_rafs/programme_rafs_fc_01_19.html
 プレスリリースの英語版は以下のURLから入手可能。
http://www.cfs.gov.hk/english/programme/programme_rafs/RIB_fish_soup_consumption.html
地域 アジア
国・地方 香港
情報源(公的機関) 香港食物環境衛生署食物安全センター
情報源(報道) 香港食物環境衛生署食物安全センター
URL http://www.cfs.gov.hk/sc_chi/programme/programme_rafs/RIB_fish_soup_consumption.html

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