食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu03940060314 |
タイトル | ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)、コーヒーメーカー及びエスプレッソマシンからの鉛の溶出に関する意見書を公表 |
資料日付 | 2013年12月2日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)は12月2日、コーヒーメーカー及びエスプレッソマシンからの鉛の溶出に関する意見書(12月2日付けBfR意見書No.029/2013)を公表した。概要は以下のとおり。 BfRは、リサーチプロジェクトの一環として、金属製材料及び食品接触物質からの金属の溶出の測定手法を開発した。 この手法は、フィルター付きエスプレッソマシン3台、コーヒーポッド3台及びカプセルマシン2台を使って検証された。 コーヒーメーカー/エスプレッソマシンの種類により、計測された鉛の溶出には明らかに差異がみられた。フィルター付きエスプレッソマシンでは、コーヒーポッド/カプセルマシンと比べ、特に石灰分の除去を行った後に高濃度での鉛の溶出がみられたものもあった。 食品に接する金属製の材料からの金属の溶出については、これまでのところ基準値は設定されていない。 欧州評議会は、溶出基準値は飲料水中の鉛を規制する規則に基づくべきであると提言する。BfRは、消費者製品から食品への鉛の溶出は、技術的に可能な限り低減されるべきと考える。 注目すべきは、全てのコーヒーメーカーで、金属溶出の顕著な増加が石灰分の除去後に見られたことである。さらに、検証に使用されたエスプレッソ/フィルター付きマシンにおける鉛には特に注目すべきである。食品に接する金属及び合金に関する欧州評議会の決定では、食品への鉛の溶出基準値10μg/kgが設定されている。 BfRが行った溶出試験では、基準値を超える濃度での鉛が検出された。フィルター付きエスプレッソマシンのうち1台は、鉛の溶出は基準値超又は辛うじて下回る結果であった。それ以外に石灰分の除去後に鉛の溶出基準値を超えたのは、他のフィルター付きエスプレッソマシン1台のみであった(1.8~1 ,600μg/kg)。その他では、測定された鉛濃度は全て当該基準値を下回っていた。 鉛は、食品経由で、健康に対して許容される範囲で摂取される。したがって、食事経由以外の鉛摂取は可能な限り避けるべきである。 BfRは、原則として、フィルター付きエスプレッソマシン/コーヒーメーカーを毎日の使用の前に洗浄することを、製造者も薦めているとして推奨する。また、取扱い説明書に従い、石灰分の除去を行った後に再びすすぎを行うべきである。 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | ドイツ |
情報源(公的機関) | ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR) |
情報源(報道) | ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR) |
URL | http://www.bfr.bund.de/cm/343/freisetzung-von-blei-aus-kaffee-und-espressomaschinen.pdf |
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本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
掲載情報は、国際機関、国内外の政府機関等のホームページ上に公表された情報から収集したものですが、関係する全ての機関の情報を確認しているものではありません。また、情報内容について食品安全委員会が確認若しくは推薦しているものではありません。
掲載情報のタイトル及び概要(記事)は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
情報公表機関からの公表文書については、個別項目の欄に記載されているURLからご確認下さい。ただし、記載されているURLは情報収集時のものであり、その後変更されている可能性がありますので、ご了承下さい。
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