食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu03920480475
タイトル フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES)、小型反すう動物の伝達性海綿状脳症(TSE)に対する感染性低減対策について、フランスの追加規制を分析・検討した意見書及び報告書を公表
資料日付 2013年10月3日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES)は10月2日、小型反すう動物の伝達性海綿状脳症(TSE)病原体に対する消費者保護を目的とした感染性(infectiosite)低減対策について、欧州連合(EU)域内統一規制を補足するフランスの追加規制を分析・検討した意見書及び報告書(意見書17ページ及び報告書99ページ、全116ページ)を公表した。
Ⅰ.評価の概要
1.背景及び目的
欧州規則(EC)No.999/2001は欧州連合(EU)加盟国に対し、18か月齢以上で閂部の異常プリオンたん白質(PRP)検出迅速テストが陰性であれば、定型スクレイピーに感染した動物群由来の小型反すう動物の肉を食用として出荷することを認めている。
 ANSESの前身のフランス食品衛生安全庁(AFSSA)は既に2007年及び2007年の意見書でこれらの対策について(訳注:否定的な)意見を述べている。現在、フランスはこれらの対策を適用せず、3か月齢を超え及び定型スクレイピーが感染した動物群由来の感受性の高い遺伝子を有する小型反すう動物のと体は廃棄処分している。他方、フランスは小型反すう動物については、EUの規制より広い範囲の特定危険部位(SRM)の除去対策を適用している。
 EUとの係争での不利な判決を受けて、フランス衛生当局は、めん羊と山羊のSRM除去と(衛生管理措置について、フランスの特別規制を定量的に評価するようANSESに諮問した。
2.伝達性海綿状脳症作業部会(GT ESST)の結論
 小型反すう動物のTSEの人獣共通感染症リスクに関する不確実性を考慮し、GT ESSTは、この病原体に対するヒトの暴露をより抑制することを望むものである。
 ANSESの数理モデルから算出された結果は、患畜の遺伝子構造、と畜時の月齢、患者数、検出されないままフードチェーンに入る患畜数などの様々な要素によって変わる。
 フランスの独自規制で追加指定している特定危険部位(SRM)(脳、扁桃、頭蓋)にはヒト1人(又は非常に限られた人数)が食するのに適切な大きさの小片でも、濃縮された大きな感染力価を69%~83%低減できる。フランス独自のSRM除去を追加適用することで、総感染力価をの低減率を1.5%~9%上積みできる。これはEU統一規則の施行後にも残存している感染力価を7%~26%低減させることに相当する。
 EUの統一規制によるSRM除去対策は、フードチェーンに入る感染力価を64%~83%低減でき、これにフランス独自の規制を加えると総感染力価の低減率を1.5%~9%上積みできる。これはEU統一規制の施行後にも残存している感染力を7%~26%縮小させるのに相当する(信頼区間90%)。
 SRMの除去対策では、フランスの独自対策の便益は、主に6か月齢から12か月齢の小型反すう動物の頭蓋と扁桃の除去に関するものであることは明らかである。これよりも若齢の小型反すう動物のこれらの部位を除去しても、フードチェーンに入る感染力を有意に低減するものとはならない。モデルでは、6か月齢から12か月齢の小型反すう動物の脳や脊髄を除去しても、病原体の感染力の低減はわずかとなった。しかし、自然界ではある種のスクレイピー株が、脳が6か月齢から感染力を有するようになることに留意しなければならない。小型反すう動物の腸の全摘(月齢に関係なく)は、フランス独自のSRM除去策全体の便益の大きさと同等のレベルの便益をもたらすものとなろうことを指摘した。
Ⅱ.報告書(99ページ)の目次は以下のとおり。
1. 序文
2. モデルのアルゴリズム
3. モデルのパラメータ化
3.1 モデルで考慮したパラメータ
3.2 小型反すう動物における感染性(infectiosite)定量化に用いたパラメータ
3.3 全パラメータの概要表
4. モデルの結果の利用(exploitation)
4.1 感染力低減のシナリオ
4.2 モデルの利用パラメータ
4.3 モデルの出力変数
[結果]
1. SRM除去、フランス独自対策の評価とEU統一措置(規制)の評価
2. フランスが独自追加したSRM除去対策の個々の評価
3. 他のEU加盟国でと畜されフランスに輸入されためん羊と山羊のSRM除去対策の評価
4. フランス衛生管理措置の評価と他のEU諸国の衛生管理措置の評価
[考察]
地域 欧州
国・地方 フランス
情報源(公的機関) フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES)
情報源(報道) フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES)
URL http://www.anses.fr/sites/default/files/documents/EST2012sa0090Ra.pdf

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