食品安全関係情報詳細
| 資料管理ID | syu03920030305 |
| タイトル | 欧州連合(EU)、陸生動物の肝臓におけるダイオキシン類、ダイオキシン様PCB類及び非ダイオキシン様PCB類の基準値を湿重量あたりの濃度に変更し、めん羊の肝臓に対する基準値を新規設定 |
| 資料日付 | 2013年10月31日 |
| 分類1 | - |
| 分類2 | - |
| 概要(記事) | 欧州連合(EU)は10月31日、陸生動物の肝臓におけるダイオキシン類、ダイオキシン様PCB類及び非ダイオキシン様PCB類の基準値を湿重量あたりの濃度に変更し、めん羊の肝臓に対する基準値を他の陸生動物の肝臓と区別して新規設定するため、規則(EC) No 1881/2006を一部改正する委員会規則(EU) No 1067/2013を官報で公表した。概要は以下のとおり。 1. 欧州委員会(EC)からの要請で、欧州食品安全機関(EFSA)の「フードチェーンにおける汚染物質に関する科学パネル」(CONTAMパネル)は2011年7月5日、めん羊及びシカの肝臓における高濃度のダイオキシン類、ダイオキシン様PCB類及び非ダイオキシン様PCB類の存在に関連した公衆衛生リスクに関する科学的意見書を採択した。 2. めん羊の肝臓の頻繁な喫食(特に妊娠可能年齢の女性や小児による喫食)は、潜在的な健康上の懸念である可能性があるとCONTAMパネルは結論づけた。 3. さらにCONTAMパネルは、土壌及び堆積物がダイオキシン類及びPCB類の天然の貯蔵庫になっていると結論づけた。過去数年間にわたり欧州の様々な国から送られた多数のめん羊の肝臓試料が、特定の汚染源に関連していないにも関わらず、高濃度のダイオキシン類及びPCB類を含有していることが認められた。めん羊については、放牧活動が暴露の主な要因である。放牧時には、植物の上に堆積した粒子を通じた土壌摂取、又は牧草地の地面に近い牧草を摂取する際の直接的な土壌摂取が起こり得る。土壌摂取量は、ばらつきが大きく、季節により大きく変化する。土壌摂取量の中央値は、乾物摂取量の約8%と報告されている。総じて、めん羊による土壌摂取は、ダイオキシン類及びPCB類へのめん羊の暴露量にかなり寄与する可能性がある。飼料からめん羊の肝臓へのダイオキシン類及び/又はPCB類の移行について、限られたデータが利用可能である。報告された移行率は、検討されたポリ塩化ジベンゾ-パラ-ジオキシン(polychlorinated dibenzo-p-dioxin: PCDD)、ポリ塩化ジベンゾフラン(polychlorinated dibenzofuran: PCDF)又はPCB同族体によって5から175と異なり、また、肝臓への移行率は、食肉部位や腎臓に比べて約4倍高かった。 4. また、EFSAは、めん羊の肝臓がダイオキシン類及びPCB類の重要な蓄積器官であると結論づけた。牛と比べ、めん羊の肝臓におけるダイオキシン類及び関連化合物の蓄積量が相対的に高いことが、代謝の違いによって部分的に説明することができた。 5. 食品及び飼料中のダイオキシン類及びPCB類に関する欧州連合委託研究所(EURL)は、脂肪重量又は湿重量あたりの分析結果の報告に関して、抽出方法の違いがめん羊の肝臓中のダイオキシン類及びPCB類の濃度にどのような影響を及ぼすかについて調べるようECから要請された。当該EURLは、湿重量あたりより脂肪重量あたりのダイオキシン類及びPCB類の濃度のばらつきがかなり大きいと結論づけた。めん羊の肝臓における脂肪重量あたりのダイオキシン類及びPCB類の濃度は、用いられた抽出方法又は溶媒及びその結果としての脂肪含有量に左右された。湿重量あたりの分析結果で比較した場合、ダイオキシン類及びPCB類の濃度は、非常に比較性があった。 6. このため、陸生動物の肝臓におけるダイオキシン類及びPCB類に関して、比較性を有する分析結果及びEU全域における統一した規制方法の確保を目的として、魚介類の肝臓及びその由来生産物に対して既に設定されているように、湿重量あたりの基準値を設定することが適当である。 以上の経緯及び観点から、陸生動物の肝臓におけるダイオキシン類等の基準値が次のように設定されることになった。 (めん羊の肝臓及びその由来生産物を除く陸生動物の肝臓) ダイオキシン類の総量(WHO-PCDD/F-TEQ):0.30pg/g湿重量 ダイオキシン類及びダイオキシン様PCB類の総量(WHO-PCDD/F-PCB-TEQ):0.50pg/g 湿重量 PCB 28、PCB 52、PCB 101、PCB 138、PCB 153及びPCB 180の総量:3.0ng/g湿重量 (めん羊の肝臓及びその由来生産物) ダイオキシン類の総量(WHO-PCDD/F-TEQ):1.25pg/g湿重量 ダイオキシン類及びダイオキシン様PCB類の総量(WHO-PCDD/F-PCB-TEQ):2.00pg/g 湿重量 PCB 28、PCB 52、PCB 101、PCB 138、PCB 153及びPCB 180の総量:3.0ng/g湿重量 委員会規則(EU) No 1067/2013は、官報掲載の20日後に発効し、2014年1月1日から適用される。 |
| 地域 | 欧州 |
| 国・地方 | EU |
| 情報源(公的機関) | 欧州連合(EU) |
| 情報源(報道) | 欧州連合(EU) |
| URL | http://eur-lex.europa.eu/LexUriServ/LexUriServ.do?uri=OJ:L:2013:289:0056:0057:EN:PDF |
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