食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu03901330314
タイトル ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)、2012年の年次報告書を発行(1/2)
資料日付 2013年10月2日
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分類2 -
概要(記事)  ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)は10月2日、2012年の年次報告書(88ページ)を発行した。概要は以下のとおり。
 2012年はBfR設立10周年である。この年次報告書は、この節目の年を振り返り、BfR長官へのインタビューを掲載している。
1.BfRについての短い紹介
2.序文
3.BfRの業務・組織などに関する説明
4.主要なテーマ
4-1.BfRの10年
 BfR長官へのインタビュー
 Q:この10年間での最も有意義な進展は何か?
 A:BfRは設立以来、生物学的安全性と共に食品及び化学物質の安全性の専門知識を拡大してきた。ここ数年で、リスクコミュニケーション、製品の安全性及び動物福祉などの新たな課題が加わった。これらに対応する部門を立ち上げたことは、BfRが科学に基づく独立したリスク評価において消費者の健康保護という課題に立ち向かいつつ、矛盾なくパイオニア的役割を担うという目標を追求しているということを示している。BfRが行なう評価は、その高い透明性のためにわかりやすく理解しやすい。
 Q:BfRが誇る独立性はどのように保証されているのか?
 A:BfRのリスク評価及びその他の全ての公的作業は、公正中立な運営及び汚職などの腐敗防止に関する規則の遵守が義務付けられているBfRの職員に限定されている。
 BfRの全般的なコンセプトでは、全ての利害関係者との意見交換を明確に求めている。昨年は、10周年を機に「科学の独立性はいかにして可能か?」と題する欧州の利害関係者会議を開催した。BfRのような機関は、こうした取組を通してのみ技量及び透明性を評価され得る。
4-2.冷凍イチゴが原因のノロウイルス集団食中毒
 2012年秋に発生した当該集団食中毒ではおよそ11
,000人の児童生徒が激しい嘔吐及び下痢を訴え、そのうち38人が入院した。
 BfRは、2012年9月末に最初の患者が報告されると対策チームが連邦消費者保護・食品安全庁(BVL)に設置され、汚染地域となった連邦州の代表らと共にBfRもそこに加わった。当該対策チームの課題は、この集団食中毒を食品の側から調査し、患者の発生を防ぐことであった。それ以外に、BfRは考えられる非感染性原因に関する意見書を公表した。それにより、調査を行なう研究所に対し、食品中の特定の病原体の検出手法の選択及び調査結果の分析を支援した。
4-3.食品中のミネラルオイル
 数年前に食品中のミネラルオイルが初めて検出されたときは、主として、再生紙から作られたカートンに入ったパスタ又はシリアル製品などのドライフードからであった。2012年の年末にアドベントカレンダー(訳注:子供用のクリスマスカレンダー。12月1日から24日まで毎日1つ24個の窓が付いており、窓を開けると、中にチョコレート製の人形やおまけが入っている)のチョコレート製の人形からミネラルオイルが検出された。
 ミネラルオイルが食品中に存在することが知られるようになって以来、BfRはこの分野の新しい科学的知見及び技術発展の綿密なモニタリングを行なっている。
 BfRは、ミネラルオイル残留の調査で得られた経験及び評価に基づき、食品中のミネラルオイル濃度の最大限での低減を求めている。
地域 欧州
国・地方 ドイツ
情報源(公的機関) ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)
情報源(報道) ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)
URL http://www.bfr.bund.de/cm/364/bfr-annual-report-2012.pdf
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