食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu03901080475
タイトル フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES)、除草剤耐性遺伝子組換え大豆DAS-44406-6の市場流通認可について意見書を公表
資料日付 2013年9月30日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES)は9月27日、欧州規則(EC)No.1829/2003に基づき、除草剤耐性遺伝子組換え大豆DAS-44406-6を輸入、加工、食品及び飼料として使用するための市場流通認可について競争・消費・不正抑止総局(DGCCRF)から諮問を受けて2013年7月8日付けで提出した意見書を公表した。
 この形質転換は大豆品種マーベリック(Maverick)を使って行われたものである。
 当該大豆は以下のたん白質を発現させる形質転換を行っている。
・除草剤グリホサート耐性を付与する酵素2mEPSPS(5-エノールピルビルシキミ酸-3-リン酸合成酵素)
・除草剤2
,4-ジクロロフェノキシ酢酸(2
,4-D)耐性を付与する酵素AAD-12(アリルオキシアルカノエートジオキシゲナーゼ)
・除草剤グルホシネートアンモニウム耐性を付与する酵素PAT(ホスフィノスリシンアセチルトランスフェラーゼ)
[バイオテクノロジー作業部会(GT BIOT)の結論]
 提出されたデータの分析で大豆DAS-44406-6の特徴付けができ、大豆DAS-44406-6の消費者に対するリスク想起させるものはなかった。
 大豆DAS-44406-6の子実の化学組成分析結果は、その計測した多くの化学成分については同等性が明らかになっているが、遺伝子組換え大豆でレクチンの含有量が他の対照大豆や市販栽培品種より高くなっており、同等性がない。この条件では全体について同等性を証明したことにはならない。
 食肉用鶏で実施した食品安全性試験(飼養試験:etude d’alimentarite)で観察された効果(performances)や生産性(rendements)の結果は、栄養品質は対照大豆や大豆の市販栽培品種の絞り粕の栄養品質と比べ変わらないことを示すものである。
 大豆DAS-44406-6摂取の安全性評価に関しては、新たに導入した3種のたん白質について提出されたデータの分析からは、これらのたん白質による毒性作用を結論付けるものは明らかにならなかった。
 90日間の亜慢性毒性試験で、大豆DAS-44406-6と対照大豆の間に特定された統計的有意差は処理(訳注:除草剤散布)に関連するものとは思われない。しかし、レクチン含有量に関して同等性が結論付けできなかった成分組成の比較分析結果については、検討が加えられるべきである。加えて、1種の用量のみで実験が行われた試験条件は2つの試験の結果(成分組成と90日間毒性試験)の間の関連を排除するには不十分である。
 最後に、90日間の毒性試験が実施された時期を考えると、試験の検出力に関する欧州食品安全機関(EFSA)とANSESの勧告を順守すべきであろう。
 また、試験に使用された大豆は標的除草剤で処理されたものを用いるべきであるが、この点は明確にされていない。
地域 欧州
国・地方 フランス
情報源(公的機関) フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES)
情報源(報道) フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES)
URL http://www.anses.fr/sites/default/files/documents/BIOT2013sa0071_0.pdf
(※注)食品安全関係情報データベースに関する注意事項
本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
掲載情報は、国際機関、国内外の政府機関等のホームページ上に公表された情報から収集したものですが、関係する全ての機関の情報を確認しているものではありません。また、情報内容について食品安全委員会が確認若しくは推薦しているものではありません。
掲載情報のタイトル及び概要(記事)は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
情報公表機関からの公表文書については、個別項目の欄に記載されているURLからご確認下さい。ただし、記載されているURLは情報収集時のものであり、その後変更されている可能性がありますので、ご了承下さい。