食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu03900120149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、サプリメントに栄養目的で添加する葉酸源としての(6S)-5-メチルテトラヒドロ葉酸グルコサミン塩に関する科学的意見書を公表
資料日付 2013年10月2日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は10月2日、サプリメントに栄養目的で添加する葉酸源としての(6S)-5-メチルテトラヒドロ葉酸グルコサミン塩((6S)-5-methyltetrahydrofolic acid
, glucosamine salt)に関する科学的意見書(2013年9月11日採択、20ページ)を公表した。概要は以下のとおり。
1. 欧州委員会(EC)からの要請を受けて、「食品添加物及び食品に添加される栄養源に関する科学パネル」(ANSパネル)は、サプリメントの葉酸源として栄養目的で添加される場合の(6S)-5-メチルテトラヒドロ葉酸グルコサミン塩(5MTHF-グルコサミン)の安全性、及びこの供給源由来の葉酸のバイオアベイラビリティについて意見を出すよう依頼された。5-メチルテトラヒドロ葉酸カルシウム塩(5MTHF-Ca)は、葉酸源として以前に認可されている。サプリメントの製造において、5MTHF-グルコサミンを葉酸の代替源として1.8mg/日 (1mgの5MTHF及び0.8mgのグルコサミンに相当) 以下の用量で使用することが提案されている。
2. クロスオーバー法(訳注:複数群の被験者に時期をずらして被験物質と対象物質を投与する試験方法)によるバイオアベイラビリティ比較試験がヒトボランティアにおいて実施されており、5MTHF-グルコサミン由来の葉酸は、5MTHF-Ca由来の葉酸と類似したバイオアベイラビリティを示すとANSパネルは結論づけた。ANSパネルは、5MTHF-グルコサミンが消化管内の水性環境において5MTHFとグルコサミンに容易に解離すると考察した。したがって、当該5MTHFの構成成分は、食材由来及び5MTHF-Ca由来の5MTHFと同様に小腸から吸収されることが予測される。5MTHF-グルコサミンについてin vitro遺伝毒性試験が行われており、葉酸源としての5MTHF-グルコサミンに遺伝毒性に関する懸念はないとANSパネルは結論づけた。
3. このためANSパネルは、サプリメントの製造に使用される葉酸の代替源として提案された5MTHF-グルコサミンの用途及び用量に安全性の懸念はないと結論づけた。
4. 摂取してもよい葉酸量の見地からの5MTHF-グルコサミンの安全性についてはANSパネルの権限外のことであるため、ANSパネルは結論を出さない。しかし、「栄養製品、栄養及びアレルギーに関する科学パネル」(NDAパネル)は、葉酸の集団別参照摂取量(population reference intakes)に関する助言(諮問番号:EFSA-Q-2011-01212)を2015年までに出す予定である。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/doc/3358.pdf
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