食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu03890010294
タイトル 世界保健機関(WHO)、「鉛中毒症と健康」と題するファクトシートを発表
資料日付 2013年9月17日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  世界保健機関(WHO)は「鉛中毒症と健康」と題するファクトシートを発表した。概要は以下のとおり。
1. 主な事実
・ 鉛は種々の体組織に影響する累積性毒物で、特に小児に有害
・ 鉛暴露が関係するとみられる子供の知的障害が毎年新たに60万件発生
・ 鉛暴露に起因するとみられる死者が毎年143
,000人で、発展途上地域に多い
・ 鉛に起因する疾病の最多発地域はWHOの東南アジア地域で全体の50%、西大西洋と東地中海地域が各20%
・ 身体中の鉛は脳、肝臓、腎臓及び骨に分布し、経時的には歯と骨に蓄積。ヒトの暴露は通常血中鉛濃度で評価
・ 鉛暴露で安全とみなせる既知の濃度はない
・ 鉛中毒は完全に予防可能
2. 暴露源・経路
 職業暴露と環境暴露がある。鉛含有物が燃焼したときに出る鉛粒子の吸入(鉱石の製錬、剥離した有鉛塗料、有鉛ガソリン等)や鉛を含んだ塵芥、水(鉛管)、食品(鉛釉薬や鉛はんだの容器)の摂取が主な起源となる。
3. 子供に対する鉛中毒症の影響
 子供の健康に重大な結果をもたらす。暴露濃度が高いと脳や中枢神経系が冒され、昏睡やけいれんを起こし、死に至る場合もある。重度の中毒症では、精神発達遅滞や行動障害が残る場合がある。明瞭な徴候のない、より低濃度での暴露は以前は安全とみなされていたが、現在では種々の体組織に広く損傷を与えることが分かっている。特に脳の発達に悪影響を与え、知能指数の低下や行動の変化(注意散漫、非社会的行動、学習力低下)が生じる。このほか貧血、高血圧症及び腎臓機能障害の原因ともなり、免疫毒性及び生殖器への毒性もある。鉛による神経学的・行動学的影響は非可逆性と考えられる。
 安全な血中鉛濃度は分かっていない。以前は「安全濃度」と考えられていた血中濃度5μg/dLであっても、知能低下、行動障害及び学習障害につながる場合がある。
 有鉛ガソリンがほとんどの国で段階的に廃止された結果、集団レベルでの血中鉛濃度は著しく減った。いまだに使用しているのは6か国のみ。
3. WHOの対応(略)
地域 その他
国・地方 その他
情報源(公的機関) 世界保健機関(WHO)
情報源(報道) 世界保健機関(WHO)
URL http://www.who.int/mediacentre/factsheets/fs379/en/index.html

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