食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu03880540314
タイトル ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)、メロンの病原性細菌汚染による健康影響のリスク評価を公表
資料日付 2013年8月9日
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概要(記事)  ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)は8月9日、メロンの病原性細菌汚染による健康影響のリスク評価を公表した(2013年8月9日付けBfR意見書No 021/2013)。概要は以下のとおり。
 メロンは、生産及び運搬から一般家庭での調理に至るまでの、フードサプライチェーンのいずれの段階においても細菌、ウイルス又は寄生虫と接触する可能性がある。病原菌は、メロンをカットする際に外皮から果肉へと移行する可能性がある。温度が高い状態では、酸度が低い果肉で特にサルモネラ属菌、リステリア及び腸管出血性大腸菌が容易に増殖する。過去には、こうした病原菌に汚染されたメロンの摂取が原因で集団食中毒が発生したことがある。
 食中毒予防のためには、メロンを取り扱う際に、個人及び厨房の衛生管理を厳格に順守することが重要である。十分に洗浄した包丁及びまな板を清潔な手で使用するなどである。わずかな感染量でも、カンピロバクター、腸管出血性大腸菌及びノロウイルス感染などの原因となるには十分であることを考慮すると、衛生習慣は、なおのこと重要である。
 さらにBfRは、食品販売店、ケータリング業者及び地域の施設などに対して、概ね2時間以内で消費者への販売が可能な場合にのみ、メロンを少量サイズにカットすることを推奨する。消費者は、カットメロンを早めに喫食するか、そうでない場合はすぐに冷蔵庫入れるべきである。
 何時間も冷蔵されていない又は日光に当たるなどの高温の状態で数時間放置されたカットメロンは、予防策として廃棄すべきである。感染から身を守るため、高感受性の人は特に大事を取り、常温で数時間放置されたカットメロンを喫食してはならない。リスク群として妊婦、小児、高齢者、病人があげられる。
 同意見書にはメロンの病原性細菌のリスクプロファイル(ドイツ語)を記載している。
 当該意見書(ドイツ語、18ページ)は以下のURLから入手可能。
http://www.bfr.bund.de/cm/343/melonen-gesundheitsgefahr-durch-verunreinigung-mit-pathogenen-bakterien.pdf

国立医薬品食品衛生研究所 安全情報部 食品安全情報(微生物)No.18/2013(2013.09.04)P18~19
http://www.nihs.go.jp/hse/food-info/foodinfonews/index.html
地域 欧州
国・地方 ドイツ
情報源(公的機関) ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)
情報源(報道) ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)
URL http://www.bfr.bund.de/cm/349/melons-health-hazard-through-contamination-with-pathogenic-bacteria.pdf
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