食品安全関係情報詳細
| 資料管理ID | syu03860500373 |
| タイトル | スペインカタルーニャ州食品安全機関(ACSA)、クロノバクター属菌に関するニュースレターを公表 |
| 資料日付 | 2013年7月11日 |
| 分類1 | - |
| 分類2 | - |
| 概要(記事) | スペインカタルーニャ州食品安全機関(ACSA)は7月11日、クロノバクター属菌に関するニュースレターを公表した。概要は以下のとおり。 1. クロノバクター属菌 クロノバクター属菌は腸内細菌科に属するグラム陰性桿菌であり、運動性、通性嫌気性で、芽胞を形成し、熱に対しても耐性がある。バイオフィルムを形成でき、浸透及び乾燥ストレスに対しても耐性があり、他の腸内細菌と比較して、特に製粉工場などの乾燥した環境に対する耐性がある。 これらの微生物はエンテロバクター・サカザキ1種のみに分類されていたが、2007年に、Cronobacter sakazakii(基準種)、C. malonaticus、C. turicensis、C. muytjensii、C. dublinensis(3つの亜種に分類される)及びC. genomospecies Iのクロノバクター属6種に再分類された。C. genomospecies I 以外はヒトから分離され、日和見病原体とされている。C. sakazakii、C. malonaticus及びC. turicensisは新生児の髄膜炎及び腸炎に関連性がある。 クロノバクター属菌は、水分活性(aw)0.14~0.27(乾燥製品)で2年間生存することが可能である。倍加するのに必要な世代時間は10℃で300分、23℃で40分、37℃で20分である。 クロノバクター属菌は遍在する細菌であり、水、土壌、野菜、埃、また動物中にも存在する。げっ歯類及びハエなどの昆虫は汚染媒体になることがある。食品製造工場、家庭、また乾燥、燻蒸、冷凍、発酵、生、加熱調理された植物性及び動物性食品など様々な環境から分離される。 2. 疫学 ヒトへの感染は食品媒介のみである。2か月未満の新生児及び未熟児の新生児は最も感受性の高い人口集団であり、次いで2歳~12歳の子供、高齢者、免疫不全者又は重度の基礎疾患を有する者である。 症例の発生は非常に少なく、世界で1年間に約6名であるが、死亡率の高さ及び重度の神経学的後遺症が残る症例があることに留意するべきである。世界で直近50年間に130症例が報告されており、うち20名が成人、死亡は27名である。 感染すると一般的に出血性下痢を生じる。神経学的後遺症及び死亡のリスクの高い敗血症及び髄膜炎を引き起こす症例もある。 3. 関連する食品 新生児及び幼児用の粉末食品、新生児及び高齢者用の特別用途食品はリスクのある食品である。クロノバクター属菌に関連する他の食品は、スパイス、乾燥調味料、発芽種子、野菜、米粉、チーズ、調理した肉製品などである。 クロノバクターは低温殺菌処理では生残できないことから、汚染は熱処理の後の段階で発生する。汚染源は最終工程で加えられる材料、又は空気に運ばれて食品に到達した環境中の埃の微粒子であることが多い。 EU法は、6か月齢未満の乳児用乾燥食品及び特殊医療用乾燥食品を製造する企業はクロノバクター属菌を検出するための検査管理を確立しなければならないことを定めている。細菌の基準に関する規則(EC)No 2073/2005に定められている安全基準は、検体10g中にクロノバクター属が存在しないこと、及び1ロットあたり30検体の検体採取計画である。一般的に汚染の程度は非常に低く、しばしば検出不可能である。このことから、新生児への感染は再加工及び哺乳瓶で保存する際の増殖に適した条件を原因として発生する。世界保健機構(WHO)は2007年、医療機関及び家庭向けに安全な調製乳に関するガイドラインを公表した。 4. 製造業者に対する推奨 欧州食品安全機関(EFSA)は、クロノバクター属菌による汚染リスクを低減するために、業者に対して一連の対策を勧めている。 ・微生物学的に高品質の材料を使用する。 ・腸内細菌が減少すればクロノバクター属菌は減ることから(常にではないが)、製造を行う作業場及び環境中の腸内細菌を厳密に管理する。 ・製造の乾燥領域に湿気が存在しないことを確保するために厳密な衛生計画に従う。 ・食品を乾燥する際、蒸気の濃縮をしない製造工程を確立する。 |
| 地域 | 欧州 |
| 国・地方 | スペイン |
| 情報源(公的機関) | スペインカタルーニャ州食品安全機関(ACSA) |
| 情報源(報道) | スペインカタルーニャ州食品安全機関(ACSA) |
| URL | http://www.gencat.cat/salut/acsa/html/es/dir3226/acsabrief2013_07_cronobacter_es.pdf |
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