食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu03860220149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、ホセチルのばれいしょ等に対する既存の残留基準値の修正に関する理由を付した意見書を公表
資料日付 2012年12月6日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は12月6日、ホセチル(fosetyl)のばれいしょ、キウイフルーツ及び特定の香辛料に対する既存の残留基準値(MRL)の修正に関する理由を付した意見書(2012年12月6日承認、43ページ)を公表した。概要は以下のとおり。
1.
(1)規則(EC) No 396/2005の第6条に従って、評価担当加盟国(EMS)のフランスが、キウイフルーツに対するホセチルアルミニウム(fosetyl-Al)(訳注:植物保護製剤には、ホセチルアルミニウムが使用されている)の既存MRLを修正する申請書をBayer CropScience社から受理した。EMSのフランスは、イタリアにおいて意図されている使用に適応させるため、キウイフルーツに対するMRLを150mg/kgに引き上げるよう提案した。
(2)EMSのスペインは、ばれいしょに対するホセチルアルミニウムの既存MRLを修正する申請書をProbelte S.A.社から受理した。EMSのスペインは、欧州連合(EU)の南部において意図されている使用に適応させ、また、畜産物中における残留物に対応するため、ばれいしょに対するMRLを70mg/kgに、反すう動物の腎臓に対するMRLを0.6mg/kgに引き上げることを提案した。
(3)EMSのドイツは、数種の香辛料に対するホセチルアルミニウムの既存MRLを修正する申請書をまとめた。EMSのドイツは、数種の香辛料作物の種子並びにキャラウェイ(caraway)及びカルダモン(cardamom)に対するホセチルの既存MRLを300mg/kgに引き上げるよう提案した。
(4)EMSのフランス、スペイン及びドイツが規則(EC) No 396/2005の第8条に従って起草した(訳注:MRL修正の妥当性に関する)評価報告書(evaluation reports)は、欧州委員会(EC)に提出され、EFSAへ転送された。
2. EFSAによると、(訳注:規則(EC) No 396/2005の)第12条による見直しで提案されている残留物定義で、意図されている新しい用途の安全性の裏付けにおいて、検討対象作物に対するMRL案を算定するにあたり、データは十分である。
3. リスク評価の結果に基づき、EFSAは、提案されているキウイフルーツ及び特定の香辛料へのホセチルアルミニウムの使用によって、ホセチル及びホスホン酸(phosphonic acid)に対する消費者の暴露量が毒性学的参照値を超えることはなく、したがって消費者の健康リスクが生じる可能性は低いと結論づける。意図されているホセチルアルミニウムのばれいしょに対する使用は、畜産品中のホスホン酸残留物の濃度に関して特定されたデータギャップのため、安全性を裏付けることができない。動物由来食品中のホスホン酸残留物を適切に推定するために、反すう動物を用いた新たな混餌投与試験が必要である。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/doc/3019.pdf
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