食品安全関係情報詳細
| 資料管理ID | syu03850610208 |
| タイトル | オーストラリア・ニュージーランド食品基準機関(FSANZ)、Carmanらの遺伝子組換え飼料を給餌されたブタに関する研究についての見解を公表 |
| 資料日付 | 2013年7月4日 |
| 分類1 | - |
| 分類2 | - |
| 概要(記事) | オーストラリア・ニュージーランド食品基準機関(FSANZ)は7月4日、Carmanらの遺伝子組換え(GM)飼料を給餌されたブタに関する研究についての見解を公表した。概要は以下のとおり。 2013年6月にJudy Carman博士らがJournal of Organic Systemsにブタにおける給餌試験の論文を発表した。GMトウモロコシ及びGMダイズ又は同等の非GM飼料がブタに23週間与えられた。GM飼料は豪州及びニュージーランド(及び他の国々)で食用として認可された植物系統由来のものである。 GM及び非GM飼料供与ブタの間には、餌の摂食量、体重増加、死亡率及び血液の生化学的パラメータに違いはなかったが、著者らは重症な胃腸炎及び子宮肥大はGM飼料が原因だとした。 [FSANZの対応-重要点] 著者らは説得力のある胃腸炎発症の証拠を提供していない。提示された胃のデータは、以下の理由で著者の解釈及び結論の根拠にはならない。 ・「炎症」の有無は、視覚的な外観(赤色)のみによって決定され、いかなる顕微鏡による(組織学的)確認もなされていない。組織の色は多くの理由で変化するため、色によってのみの決定は、真の炎症を立証する信頼性の高い方法とはみなされない。 ・GM飼料により胃腸炎を発症したのであれば、胃腸炎をおこしたGM飼育ブタの総数は、非GM飼育ブタより多いことが予想される。しかし、提供されたデータによると、逆に炎症を起こした非GM飼育ブタの数が多いことを示していた。 ・胃の 「炎症」のデータを分析する統計的手法が誤っている。データをより適切な統計的手法を用いて分析すると、飼料との統計的関連性は存在しない。 著者らは、子宮重量の統計学的に有意な増加がGM飼料に起因していることを証明していない。 ・影響を受けたブタの卵巣の活動性に関する情報も、子宮内膜の状態を判定する顕微鏡による(組織学的)証拠もなく子宮重量のデータと子宮内液体の関連性を決定することはできない。子宮重量及び子宮内液体の量は、若い雌ブタでは成熟段階及び/又は生殖周期により極端に変わる。 実験の設計、実施及び報告に多くの欠陥がある。これらの欠陥のより詳細なコメントは下のURLから入手可能である。 http://www.foodstandards.gov.au/consumer/gmfood/Pages/Detailed-commentary-.aspx これらの欠陥は、研究の結論を無効にするのに十分である。 全体として言えることは、この論文のデータは、GM飼料に基づく有害作用について納得させるものではないということ、及び既に認可されたグリホサート耐性及び害虫抵抗性GMトウモロコシ系統並びにグリホサート耐性GMダイズ系統の安全性についてのFSANZの結論を見直すための根拠を提供するものではないということである。 2013年7月5日に遺伝子技術規制局が公表した当該論文に対する見解は以下のURLから入手可能。 http://www.ogtr.gov.au/internet/ogtr/publishing.nsf/Content/fact-pigfeeding-htm FSANZ及び外国の関連規制当局と一緒に、この論文を検討した。すべての機関は、本研究は、低品質であり、既存のGM作物又はGM食品の認可又は評価手順を見直すためのいかなる根拠をも提供しないという結論に達している。 国立医薬品食品衛生研究所 安全情報部 食品安全情報(化学物質)No.14/2013(2013.07.10)P18~19 http://www.nihs.go.jp/hse/food-info/foodinfonews/index.html |
| 地域 | 大洋州 |
| 国・地方 | 豪州 |
| 情報源(公的機関) | 豪州・NZ食品安全庁(FSANZ) |
| 情報源(報道) | 豪州・NZ食品基準機関(FSANZ) |
| URL | http://www.foodstandards.gov.au/consumer/gmfood/Pages/Response-to-Dr-Carman%27s-study.aspx |
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