食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu03830030369
タイトル 台湾行政院衛生署食品薬物管理局、無水マレイン酸加工デンプンの違法使用の発覚から現在に至るまでの経過を説明
資料日付 2013年6月5日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  台湾行政院衛生署食品薬物管理局は6月5日、同局が無水マレイン酸加工デンプンの事案を隠ぺいし、対応を遅らせたとするメディア報道に対し、故意に事案を隠ぺいし、対応を遅らせ、業者を庇護するようなことは決してないとし、対応の過程を時系列に整理して説明する文書を公表した。無水マレイン酸加工デンプンを食品へ違法に使用している疑いが発覚してから公表に至るまでの経緯、及びその後の全面調査等について8つの段階に分け説明している。
 本説明によると、同局は2月4日、「マレイン酸」(情報提供者は本事案に関係する化学物質の名称は恐らく知らなかった)が弾力のある食感を有する食品(訳注:タピオカボール等)に違法に使用されているとの情報を得た。国際的管理や科学系サイトの資料から、情報のあった化学物質は恐らく「マレイン酸」であることが分かった。また、資料を探す過程で、中国において2010年に「無水マレイン酸」を用いて加工デンプンが違法に製造されていたことが分かった。2月7日の会議で、本違法事件には「無水マレイン酸」又は「無水マレイン酸を用いて製造された加工デンプン」が関わっている可能性があるとの判断が下された。このことから、検査方法の開発、タピオカボールの製造工場等の調査が進められた。3月18日から4月22日までに市販の粉類及びデンプン製品74検体を購入して検査したところ、タピオカボール等5検体からマレイン酸が検出された。原料の供給源を調査していく中で、汚染製品のデンプンの供給源である2社を5月12日に特定したことから、13日に本事案を対外的に正式に公表した。
 また、現在までに本事案に関与したとして、無水マレイン酸の卸売業者4社、無水マレイン酸加工デンプンの製造工場9社及び無水マレイン酸加工デンプンの販売業者27社を検挙した。5月30日以降、卸売業者及び製造工場の検挙数は増えておらず、供給源が抑えられたことが分かる。これまでに回収された違反製品(訳注:原料も含む)は392t、そのうち261.42tが廃棄処分された。市販製品のサンプリング検査においてマレイン酸の検出率は当初の40%から10%まで低下した。また、「0527食品安全重大処理事項」の始動後、安全証明書が添付されていない製品の割合は9%から3%まで低下している。
地域 アジア
国・地方 台湾
情報源(公的機関) 台湾行政院衛生署食品薬物管理局
情報源(報道) 台湾行政院衛生署
URL http://www.doh.gov.tw/CHT2006/DM/DM2_p01.aspx?class_no=25&level_no=1&doc_no=88611
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