食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu03820370149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、農薬有効成分エトキシキンについて既存の残留基準値の見直しに関する理由を付した意見書を公表
資料日付 2013年5月21日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は5月21日、農薬有効成分エトキシキン(ethoxyquin)の既存の残留基準値(MRL)について欧州連合(EU)の法令に従った見直しに関する理由を付した意見書(2013年5月15日承認、25ページ)を公表した。概要は以下のとおり。
1. 抄録
 EFSAは、規則(EC) No 396/2005の第12条に従い、欧州で現在設定されているエトキシキンのMRLについて見直しを行った。この有効成分は、もはやEU域内において認可されていないが、コーデックス委員会がMRL(コーデックス最大残留基準値(CXL))を設定した。EFSAは、利用可能なデータの評価に基づき、当該CXLを評価し、消費者リスク評価が行われた。当該CXLは、データによって十分に裏付けられていないことが認められ、消費者に起こりうるリスクが特定された。このため、リスク管理機関による更なる検討が必要である。
2. 要約
 指令91/414/EECの附属書I(訳注:植物防疫製剤への含有を認可された有効成分のリスト)にエトキシキンを収載しない決定が2009年1月2日に発効した。このためEFSAは、規則(EC) No 396/2005の第12条第1項に従い、当該有効成分の既存MRLの見直しに関する理由を付した意見を提示するよう要請されている。EFSAは、(1)エトキシキンの使用は、もはやEU域内で認可されていないこと(植物保護における緊急時に規則(EC) No 1107/2009の第53条が適用されて付与される認可は、本意見書において検討されない)、(2)指名された報告担当加盟国(ドイツ)からインポートトレランスが通知されていないことを考慮し、指令91/414/EECの枠組みにおいてEFSAが出した結論及びコーデックス委員会がなしに設定したMRLに基づいて評価を行った。
 EFSAは2013年3月8日、意見書素案を作成し、当該素案は、EU加盟国の専門家らの見解を求めるために回付された。2013年5月10日までに意見は何も寄せられず、以下の結論が出された。
 エトキシキンの毒性学的プロファイルは、指令91/414/EECの枠組みにおいて、十分に明らかになっていなかった。設定されているエトキシキンの一日摂取許容量(ADI)の0.005mg/kg体重/日及び急性参照用量(ARfD)の0.5mg/kg体重は、JMPR(国際連合食糧農業機関(FAO)/世界保健機関(WHO)合同残留農薬専門家会議)によって算定されたが、EFSAは、これらの参照値の妥当性を確認することができない。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/doc/3231.pdf
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