食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu03820110208
タイトル オーストラリア・ニュージーランド食品基準機関(FSANZ)、高甘味度甘味料に関する消費者向け情報を公表
資料日付 2013年5月31日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  オーストラリア・ニュージーランド食品基準機関(FSANZ)は5月、高甘味度甘味料に関する消費者向け情報を公表した。概要は以下のとおり。
 高甘味度甘味料は、非常に少量で相対的な甘さは砂糖の何倍もある食品添加物である。それらは、通常砂糖によって提供される甘味料の代わりに食品に添加されるが利用可能なエネルギーに寄与することはない。すなわち、消費者がキロジュール(カロリー)又は炭水化物摂取を制御する一つの方法として用いることができる。
 多くの高甘味度甘味料は豪州及びニュージーランドでの使用が承認されており、アリテーム、アセスルファムカリウム、アスパルテーム、アドバンテーム、サイクラミン酸、ネオテーム、サッカリン、スクラロース、ステビオールグリコシド及びタウマチンがある。食品基準1.3.1に甘味料及び使用量などの詳細情報が示されている。
 高甘味度甘味料はオーストラリア・ニュージーランド食品基準コードで認可される前に包括的な安全性評価が行われる。FSANZは、食事レビューの一環として、豪州及びニュージーランドの食品及び飲料中の高甘味度甘味料のレベルをも監視している。このレビューの結果、ソフトドリンク中のサイクラミン酸のレベルを低減させた。
 高甘味度甘味料に関する報告は以下のURLから入手可能。
http://www.foodstandards.gov.au/publications/pages/evaluationreportseries/intensesweetenerssurveymarch2004/Default.aspx
 サイクラミン酸認可のレビューは以下のURLから入手可能。
http://www.foodstandards.gov.au/code/proposals/pages/proposalp287reviewof2599.aspx
 高甘味度甘味料は、食品コードで添加物として分類されている。甘味料が喫食する食品に入っているかどうかを知りたい場合は、食品表示の原材料名で、アルパルテーム(951)のように添加物の名称及び番号を見ることによって確認することができる。甘味料の名称が適切な分類名又は数字が割り当てられていない場合は食品表示に全て明記する必要がある。
 表示はフェニルケトン尿症(PKU)と呼ばれる遺伝性疾患を持つ消費者にとって特に重要である。PKUは体内でアミノ酸のフェニルアラニン(アスパルテーム製品)が他のアミノ酸であるチロシンに分解するのに必要な酵素の欠乏によって特徴づけられる。本酵素が欠乏するとフェニルアラニンが蓄積する。治療せずに放置した場合は、脳の発達に問題を引き起こし進行性精神遅延、脳の損傷及び発作につながる。食事又は食事と薬の組み合わせによってフェニルアラニンレベルを制御することにより管理することができる。PKU患者は、出生から16年間以上、低フェニルアラニンの特別食を摂取する必要がある。すなわち、肉、鶏肉、魚、卵、木の実、チーズ、豆類、牛乳及び他の乳製品などの高たん白質食品を厳密に制限るすか排除することが要求される。
 甘味料添加食品及びソフトドリンクがアスパルテーム(フェニルアラニンに分解される)を含む場合は、製品がフェニルアラニンを含むことをPKU患者に警告するための義務的表示が要求される。他の集団は、食品及び飲料中のアスパルテームの摂取によって悪影響を受けない。
地域 大洋州
国・地方 豪州
情報源(公的機関) 豪州・NZ食品安全庁(FSANZ)
情報源(報道) 豪州・NZ食品基準機関(FSANZ)
URL http://www.foodstandards.gov.au/consumer/additives/intensesweetener/Pages/default.aspx
(※注)食品安全関係情報データベースに関する注意事項
本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
掲載情報は、国際機関、国内外の政府機関等のホームページ上に公表された情報から収集したものですが、関係する全ての機関の情報を確認しているものではありません。また、情報内容について食品安全委員会が確認若しくは推薦しているものではありません。
掲載情報のタイトル及び概要(記事)は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
情報公表機関からの公表文書については、個別項目の欄に記載されているURLからご確認下さい。ただし、記載されているURLは情報収集時のものであり、その後変更されている可能性がありますので、ご了承下さい。