食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu03810550297
タイトル 国際獣疫事務局(OIE)、鳥インフルエンザA(H7N9)ウイルス感染症は生鳥市場が関係と発表
資料日付 2013年4月30日
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概要(記事)  国際獣疫事務局(OIE)は4月30日、鳥インフルエンザA(H7N9)ウイルスによる家きん及びヒトの集団感染症は、生鳥市場が大きな役割を果たしていると発表した。概要は以下のとおり。
 中国農業部の要請を受け、感染の状況を評価し助言を与えるため、OIEは世界保健機関(WHO)及び国際連合食糧農業機関(FAO)とともに専門家を派遣した。派遣団は収集した情報やデータから、ヒトの症例の多くは、生鳥市場と関係があるとみられる点を確認した。これまで家きん農場では、当該ウイルスによるヒト又は動物の感染は検出されていない。派遣団は、ヒトの感染は市場における病鳥との接触、又はウイルスが顕在する生鳥市場などの汚染環境との接触が原因ではないかと推測している。
 家きん農場での感染もなく感染レベルは比較的低いとは言え、家きん及びヒトの集団感染症は、生鳥市場が大きな役割を果たしており、ウイルスが増殖・維持される温床になっていると派遣団は見ている。
 H5N1ウイルスと比較すると、H7N9は今のところ家きんに対して病原性がなく、感染徴候が目に見えないだけに、サーベイランス・予防・管理は困難を極めると、派遣団の一員は述べている。
1. 提言
 集団感染が発生した場合は、病鳥及び病鳥と接触した鳥の殺処分が勧められる。適正に調理・加熱調理された肉や卵の摂取は安全上問題ない。家きんの脱羽時には、具体的な安全防護策を講じるよう勧められる。家きんにワクチンを接種すべきかどうかを判断するには、更なる評価が必要となる。またH7N9ウイルスがヒトから動物に感染するかどうかの検証も必要となる。もし感染するなら、ウイルスが世界的に拡散する経路となり得るからである。
2. 貿易
 当該ウイルスの国内及び海外への拡散を防止することが優先課題である。OIE加盟国の動物衛生当局は、OIE陸生動物衛生規約(第2刊10.4章)に定める科学的規格を厳格に適用することで、病鳥からのウイルス拡散を防止できる。同規格は、生鳥・家きん肉・卵・羽の国際貿易に適用される。
地域 その他
国・地方 その他
情報源(公的機関) 国際獣疫事務局(OIE)
情報源(報道) 国際獣疫事務局(OIE)
URL http://www.oie.int/for-the-media/press-releases/detail/article/oie-expert-mission-finds-live-bird-markets-play-a-key-role-in-poultry-and-human-infections-with-infl/
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