食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu03801440149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)及び欧州疾病予防管理センター(ECDC)、2011年版人獣共通感染症、人獣共通感染病原体、集団食中毒の傾向及び原因に係る欧州連合総括報告書を公表
資料日付 2013年4月9日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)及び欧州疾病予防管理センター(ECDC)は4月9日、2011年版人獣共通感染症、人獣共通感染病原体、集団食中毒の傾向及び原因に係る欧州連合(EU)総括報告書を公表した(250ページ、2013年2月28日承認)。
 EFSA及びECDCは、EU加盟27か国から提出された2011年の人獣共通感染症及び集団食中毒の発生に関する情報を分析した。
 カンピロバクター症は220
,209人と、患者報告数が最も多かった。カンピロバクターの出現率は欧州では鶏肉が依然として高い。2011年は、ヒトのサルモネラ症は95
,548人の報告があり、患者数は減少の傾向にある。多くの加盟国は家きんのサルモネラ削減目標を達成し、サルモネラ属菌は家きん集団で減少している。食品では、サルモネラ属菌は食肉及びその製品から最も多く検出された。
 リステリア症患者は減少し、1
,476人であった。リステリア菌が非加熱喫食用食品から法的安全基準値を超えて検出されることはほとんどなかった。ベロ毒素産生性大腸菌(VTEC)感染確定症例は総計9
,485人が報告された。2011年にEUの主にドイツで発生した大規模なSTEC/VTECアウトブレイクの結果、感染者数は2010年に比べて159.4%の増加となった。VTECは食品及び動物でも観察されている。エルシニア症患者数は増加し、2011年は7
,017人が報告された。エルシニア・エンテロコリチカは豚肉及び豚から分離された。ヒトのウシ型結核は132人、ブルセラ症は330人報告されている。牛のウシ型結核病の有病率は増加し、牛、めん羊及び山羊のブルセラ病有病率は減少した。
 トリヒナ症、エキノコックス症はそれぞれ、268人及び781人の確認症例が出ている。これらの寄生虫は主に野生動物から検出されている。この5年間で多包条虫症(alveolar echinococcosis)は増加し、単包条虫症(cystic echinococcosis)は減少した。2011年は狂犬病患者が1人発生し、動物の狂犬病は減少している。
 集団食中毒の件数は5
,648件、患者は69
,553人、7
,125人の入院、93人の死亡が報告された。患者の大部分が、スプラウト種子が関連する志賀毒素/ベロ毒素産生性大腸菌によるものであった。大部分の集団食中毒は、サルモネラ属菌、細菌性毒素、カンピロバクター及びウイルスが原因となっており、主な原因食品は卵、ビュッフェ形式料理、魚及び海産物製品であった。
 当該報告書は以下のURLから入手可能。
http://www.ecdc.europa.eu/en/publications/Publications/zoonoses-food-outbreaks-report-2011-ecdc-efsa.pdf
  欧州疾病予防管理センター(ECDC)のプレスリリースは以下のURLから入手可能。
http://www.ecdc.europa.eu/en/press/Press%20Releases/zoonoses-report-europe-2011-ecdc-efsa.pdf
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)、欧州疾病予防管理センター(ECDC)
URL http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/3129.htm
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