食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu03800410105
タイトル 米国食品医薬品庁(FDA)、民間団体による薬剤耐性データの解釈で注意喚起
資料日付 2013年4月22日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  米国食品医薬品庁(FDA)は4月22日、民間団体による薬剤耐性データの解釈について注意喚起した。概要は以下のとおり。
 最近Environmental Working Group(EWG、訳注:米国の公衆衛生関連NPO)は、全米薬剤耐性監視システム(NARMS)の2011年小売食肉年次報告書について、独自の解釈レポートを発行した。薬剤耐性については、FDAは常に関心を払っているところであるが、EWGのレポートはNARMSのデータを簡略化しすぎており、誤解を招く結論となっている。例えば、結果を導くための以下のような重要要素を十分に検討したとは考えられない。
・ 細菌は食中毒細菌かどうか。EWGのレポートは腸球菌の耐性を強調しているが、この菌は食中毒細菌とはみなさない。FDAがこの菌を報告書に含めたのは、耐性が生じる過程を理解する上で、その挙動が役立つからである。
・ 細菌はどの薬品に対して自然に耐性を示すか。例えばEnterococcus faecalisの多くは、リンコサミドに自然に耐性である。これを知っているのでFDAは、この種の菌の耐性について、サルモネラ属菌やカンピロバクターほどの懸念を持っていない。
・ NARMSが特定の薬剤を試験計画法に含めた理由。FDAはある種の抗菌性物質を疫学目的で報告書に含めたが、目的は特定の細菌や遺伝子の拡散を追跡することにある。しかしこのような抗菌性物質に対する耐性は、公衆衛生上危険ではない。
・ 一般に治療で用いられる抗菌性物質は現在も有効か。NARMSデータは、FDAが追跡している4種の細菌(サルモネラ属菌、腸球菌、大腸菌、カンピロバクター)に対して、第一線での治療は現在も有効であることを示している。
 上記に加えて、ある細菌が1種または数種の抗菌性物質に耐性であっても、他の一般的な抗菌性物質で治療可能な場合、これを「スーパーバグ」と定義するのは不正確かつ人騒がせであると考える。腸球菌のように食中毒の原因とならず、自然に耐性である細菌について論じる際に、これは極めて誤解を招くものとなる。このような要素を考慮し、FDAはNARMSの2011年報告書における主要な要旨には、以下が含まれるべきと考える。
・ サルモネラ属菌のフルオロキノロン耐性はなかった。
・ サルモネラ属菌のトリメトプリムスルホンアミド耐性はわずかだった(0%~3.7%)。
・ カンピロバクターのフルオロキノロン耐性は上昇傾向が止まり、家きんへの使用を中止した2005年以降横ばいである。
・ 鶏肉中のカンピロバクターのマクロライド耐性は依然低かった。
・ カンピロバクターの多剤耐性は低かった。
・ 家きん肉のサルモネラ属菌の第3世代セファロスポリン耐性は増大した。
 NARMSの2011年報告書は次のURLから入手可能。
http://www.fda.gov/AnimalVeterinary/SafetyHealth/AntimicrobialResistance/NationalAntimicrobialResistanceMonitoringSystem/ucm334828.htm
地域 北米
国・地方 米国
情報源(公的機関) 米国/食品医薬品庁(FDA)
情報源(報道) 米国食品医薬品庁(FDA)
URL http://www.fda.gov/AnimalVeterinary/NewsEvents/CVMUpdates/ucm348794.htm

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