食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu03790360475
タイトル フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES)、妊婦の海産物摂取に関するリスク再評価(リステリア・モノサイトゲネス)について意見書を公表
資料日付 2013年3月1日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES)は2013年2月28日、フランス国民栄養健康計画(PNNS)の「妊娠中及び産後期の栄養ガイド」に記載の妊婦の海産物摂取に関するリスクの再評価について、保健総局(DGS)から諮問を受けて2013年2月7日提出した意見書を公表した。
【背景】
フランス国立健康教育・疾患予防研究所(INPES)が2007年9月に作成したフランス国民栄養健康計画(PNNS)の「妊娠中及び産後期の栄養」の「リステリア症及びトキソプラズマ症」の章で、妊婦に生カキや鮮魚(寿司、すり身、タラマ(訳注:たらこ又はからすみにオリーブ油、レモン汁を加えたペースト))及び魚のくん製(サケ、マス)を食べないように勧告している。すり身製造プロセスでは、包装した製品の低温殺菌工程の後に、リステリア菌など熱感受性の高い病原性細菌を殺菌する加熱工程を義務付けているフランス工業規格化協会(AFNOR)の規格が遵守されている。
【ANSESへの諮問】
・すり身摂取に関する妊婦のリスク評価
・リスクの大きさは、PNNSガイドの「妊娠中及び産後期の栄養」に記載された当該食品(すり身)に対する妊婦の特別な注意を要するか
・ANSESの前身のフランス食品衛生安全庁(旧AFSSA)の(加熱不足の魚、タラマ、マグロサラダ及びむき身エビでの)リステリア症再流行に関する意見書で指摘されている他の食品のリステリア症は、特別な注意が必要か
【意見書の概要】
バイオリスク専門委員会(CES BIORISK)の結論は以下のとおり。
・冷蔵すり身の製造プロセスには、今後、包装してからの低温殺菌工程(フランス工業規格:NF V 45-068 [2002])を含み、生の食材に存在するリステリア・モノサイトゲネスを殺菌する。この食品について特段の注意は不要である。
・タラマ、茹でたむき身で販売されている甲殻類、人手を加える鮮魚(寿司、刺身、カルパッチョ、タルタル)については、リステリア・モノサイトゲネスの保菌率や増殖の可能性を考慮すると、妊婦にはリスクがある。
 これらの食品は改正欧州規則(EC)No.2073/2005で定める微生物規制の基準を満足しなければならない。また、パック詰のものについては、消費期限を設定しなければならない。
 リステリア・モノサイトゲネスが増殖の可能性がある非加熱喫食調理済み食品は、保存(温度/期間)や調理の規則が遵守できないと、潜在的にリスクがある。また、家庭における衛生規則遵守はリステリア症予防の基本で、特にコールドチェーン、温度管理(4℃)、冷蔵食品保存期間の遵守及び汚染伝播を予防することが必要である(冷蔵庫の衛生状態、手洗い、調理器具の洗浄、表面洗浄など)。
 バイオリスク専門委員会は、リステリア・モノサイトゲネスのみが妊婦が摂取する食品の衛生安全を損なう微生物危害要因ではないことを指摘する。また、海産物加工食品以外の食品にも微生物危害要因がある。「妊娠中及び産後期の栄養」ガイドも、他の様々な微生物危害要因/食品の組み合わせに拡大して見直し、疫学的データや保菌率に関するデータ、危害要因の病原性微生物に関するデータ並びに生産プロセスなど技術の発展を考慮して、勧告を大幅に更新しなければならない。
地域 欧州
国・地方 フランス
情報源(公的機関) フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES)
情報源(報道) フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES)
URL http://www.anses.fr/sites/default/files/documents/BIORISK2012sa0102.pdf

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