食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu03740630475
タイトル フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES)、アスペルギルス・フラバス(Aspergillus flavus)とその他のアフラトキシン産生性かび類の食品媒介に関する生物学的リスクのファクトシートを発表
資料日付 2012年12月25日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES)は12月21日、アスペルギルス・フラバス(Aspergillus flavus)とその他のアフラトキシン産生性かび類の食品媒介による2012年7月25日付けの生物学的リスクのファクトシートを発表した。目次は以下のとおり。
1. アスペルギルス・フラバスの特徴と感染源
(1) 微生物の主な特徴
(2) 危害要因
(3) 感染経路
2. ヒト感染は食品経由
(1) 毒性の特徴と作用
 アフラトキシンBは、国際がん研究機構(IARC)の発がん物質分類(1993年)で、ヒトの発がん物質Group 1(ヒトに対して発がん性がある)に入る物質で、アフラトキシンMはGroup 2B(ヒトに対して発がん性の可能性がある)、及びアフラトキシンGはGroup 3(ヒトに対する発がん性について分類できない)に入る物質である。
(2) 用量影響関係及び用量反応関係
 FAO/WHO合同食品添加物専門家委員会(JECFA)が1999年に欧州について算出したものでは、生涯にわたってアフラトキシン類1ng/kg体重/日を摂取した場合に、肝臓がん罹患率は0.013人/100
,000人/年増加するとしている。
 フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES)の第2回トータルダイエットスタディ(EAT2、2011年)によると、高い数値の汚染データ及び低い数値の汚染データを用いれば、平均総アフラトキシン暴露量は、それぞれ0.89及び0.0019ng/kg体重/日となる。このアフラトキシン暴露量でのフランス人成人の年間肝臓がん患者の理論増加数は、2010年のフランスにおける肝臓がん患者数に対して非常に低い(数値の高いデータでも罹患率の増加0.07未満、即ち患者数で5.2人に満たない)(フランス衛生監視研究所:InVS)。
(3) 疫学
 最近のアフラトキシン急性中毒発生例では、2004年4~9月にかけてケニアで発生したものがあり、患者数341人で、死者数123人であった。
3. 食品が果たす役割
(1) 主な媒介食品
 2007~2008年に欧州連合(EU)食品・飼料早期警戒システム(RASFF)が発した警告のほとんどが、頻度の高い順で豆類と穀類で検出されたアフラトキシン類に関するものであった。
(2) 工業的不活化処理
 アフラトキシン産生性かび類の分生子は、農産物加工食品に使用が認可されている化学殺菌剤(抗真菌剤)に感受性がある。
 アスペルギルス・フラバスの分生子は熱に感受性がある。
(3) 食品サーベイランス
 欧州連合(EU)改正規則(EC)No.1881/2006は、食品で超えてはならないアフラトキシン類の最大含有量を以下のとおり定めている。
・アフラトキシンB1(AFB1):未加工のらっかせい、豆類及び乾燥果実で2.0、5.0、8.0μg/kg、未加工穀類及び穀類由来製品で2.0~5.0μg/kg、ある種の香辛料で5.0μg/kg、並びに低年齢の児童用穀類ベースの調理済食品で0.1μg/kgである。
・アフラトキシンB1(AFB1)+アフラトキシンB2(AFB2)+アフラトキシンG1(AFG1)+アフラトキシンG2(AFG2):未加工のらっかせい、豆類及び乾燥果実で4.0μg/kg、10.0μg.又は15.0μg/kg、未加工穀類及び穀類製品で4~10μg/kg、ある種の香辛料で10μg/kgである。
・アフラトキシンM1(AFM1):乳で0.05μg/kg、低年齢児童用の調理済食品で0.025μg/kgである。
4. 家庭内における衛生対策
 リスク食品(穀類、豆類、乾燥果実、香辛料など)は乾燥した場所に保管すること。
地域 欧州
国・地方 フランス
情報源(公的機関) フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES)
情報源(報道) フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES)
URL http://www.anses.fr/Documents/MIC2012sa0053Fi.pdf

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