食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu03740550450
タイトル Eurosurveillance:掲載論文「2012年スコットランドにおけるノロウイルス活動の増加は新型ノロウイルスGII.4変異株の出現に関連」
資料日付 2013年1月10日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  Eurosurveillance (Volume 18
, Issue 2
, 10 January 2013)に掲載された論文「2012年スコットランドにおけるノロウイルス活動の増加は新型ノロウイルスGII.4変異株の出現に関連(Increased norovirus activity in Scotland in 2012 is associated with the emergence of a new norovirus GII.4 variant)、著者S Bennett(West of Scotland Specialist Virology Centre
, Gartnavel General Hospital
, Glasgow
, United Kingdom)ら」の概要は以下のとおり。
 2012年後半、スコットランドではノロウイルスの活動が著しく高まり、例年に比べて早くノロウイルスシーズンが始まった。Eurosurveillance 1月3日号には多くの国で新型ノロウイルスGII.4変異株(Sydney株)が出現しているとの論文が公表されており、スコットランドにおける症例も同様か否かを調べるために、グラスゴーで11月8~20日に届出のあった院内ノロウイルス集団感染について調査した。
 当該期間に13件のノロウイルス集団感染事例が報告され、12件がGII陽性、1件がGI陽性であった。GII陽性の12件のうちの10件について調査した結果、9件がSydney GII.4株(Hu/GII.4/Sydney/NSW0514/2012/AU)によるもので、残りはGII.7株であった。今回の報告がスコットランドで初のSydney変異株に関するものとなる。
 世界的なノロウイルス集団感染事例は、遺伝子グループII遺伝子型4系統(GII.4)のノロウイルスの変異株によって生じている。他のノロウイルスと比べて、この系列はインフルエンザ様抗原連続変異を起こしており、新たなパンデミック変異株が選択される結果となっている。新型ノロウイルスGII.4パンデミック変異株は、2、3年おきに出現しており、疾患活動性の増加にしばしば関連している。
 今後は、2011~2012年シーズン末期の集団感染事例及びその後の2012~2013年シーズンの集団感染事例を調査し、いつ新型ウイルスがスコットランドに出現したか、また2013年の優勢株となるか否かを究明する予定である。

国立医薬品食品衛生研究所 安全情報部 食品安全情報(微生物)No.2/2013(2013.01.23)P9~10
http://www.nihs.go.jp/hse/food-info/foodinfonews/index.html
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) Eurosurveillance
情報源(報道) Eurosurveillance
URL http://www.eurosurveillance.org/ViewArticle.aspx?ArticleId=20349
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