食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu03740410343
タイトル フランス衛生監視研究所(InVS)、インド洋版衛生監視報告No.19、2013年1月号を発行
資料日付 2013年1月28日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  フランス衛生監視研究所(InVS)1月25日、インド洋版衛生監視報告No.19、2013年1月号を発行した。目次は以下のとおり。
1. フランス海外県レユニオンにおける水消費習慣及び胃腸炎リスク調査
2. 2012年7月にレユニオン島のレジャーセンターで発生した黄色ブドウ球菌集団食中毒(CFTI)調査
 2012年8月1日にサン・ドニ(Saint-Denis)レジャーセンター長から、2012年7月31日に催された子供運動公園ピクニックで食中毒の疑いがある事件が発生したとの届出があった。最初の情報はピクニックに参加した41人中の約30人の子供と指導員2人が嘔吐したとのレジャーセンター長からの連絡である。
 センター長の連絡によると、子供運動公園で食事が提供されていた。朝に給食業者から個々に包装された食品が届けられ、指導員がその食品を使ってサンドイッチを作り、正午に子供たちに配った。子供の初発症状(嘔吐)が発現したのが15:30頃で、出発時間の17:00頃までにその他の子供たちにも症状が現れた。合計で子供23人と、指導員2人が発病した。
 レジャーセンターの冷蔵庫に保存されていた食品の微生物学的検査で、病原腸内細菌検査が行われたが、保存食品の検体量が少なかったのでウイルス検査は実施できなかった。
 患者の症状から生物学的検査の対象は黄色ブドウ球菌とセレウス菌に絞られた。食品検査結果は、ピクニックの食事に出た2つの食品(ローストポーク、ローストチキン)が黄色ブドウ球菌検査で陽性であったことから、この仮定を裏付けるものとなった。疫学調査結果の統計分析の結果では、ある特定の食品と病気の関連を決定付けることはできなかった。給食業者の調理工場及びレジャーセンターの立入検査では不適合はなかった。
 黄色ブドウ球菌は皮膚、粘膜、髪の毛、鼻咽頭球などに遍在している菌である。食品を取り扱った(サンドイッチを作った)指導員の微生物学的検体収集は行われなかったので、レジャーセンターの従業員の中の健康保菌者の有無を特定できなかった。患者は症状が軽微で、短期に快復したので、患者の嘔吐物や便のサンプリングも実施されていない。保存されていた対照食品の量が少なく、良い条件で分析検査ができなかった。サルモネラ属菌など他の微生物の検査も実施されていない。
 実施された調査に限界があるが、食品を取り扱ったときに黄色ブドウ球菌が食品を汚染し、集団食中毒の原因となったことが示唆されるものである。
 実際に、疫学曲線は、共通感染源は当日の一日の始まりから参加者が一緒に摂取した唯一の食事に行き着く。
 食事は給食業者から、食品が個々に包装されたものが供給された。納品後はレジャーセンターの指導員がサンドイッチにした。この食品の取扱いが黄色ブドウ球菌による食品汚染リスクを増大する。欧州やフランスで2009年に報告されている黄色ブドウ球菌中毒症が最も頻繁に発生している食品は、人による取扱いが必要な食品である。
 疫学調査から立てられた仮説は食品の細菌学的検査の結果と一致し、ローストポークとローストチキンの検体で実施した検査で基準値を超えるコアグラーゼ陽性ブドウ球菌が存在することが確認された。
 調査は、2012年7月31日にレジャーセンターのピクニックの集団給食で発生した集団食中毒が、高い確率で、手によって伝播した黄色ブドウ球菌が原因であると想起させるものである。
3. 2012年のレユニオン島におけるロタウイルスによる胃腸炎の主な流行
4. 2011年のフランス海外県マヨットにおける風土病のハンセン病
地域 欧州
国・地方 フランス
情報源(公的機関) フランス衛生監視研究所(InVS)
情報源(報道) フランス衛生監視研究所(InVS)
URL http://www.invs.sante.fr/content/download/56747/232571/version/17/file/bvs_rm_19_2013.pdf

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