食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu03730990149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、EFSAの科学的成果物の作成工程における系統的レビューの実施について外部委託した科学的報告書を公表
資料日付 2012年12月17日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は12月17日、EFSAの科学的成果物の作成工程における系統的レビュー(SR)の実施について、米国のアイオワ州立大学等の研究者らのコンソーシアムに外部委託した科学的報告書(2012年12月12日受理、36ページ)を公表した。概要は以下のとおり。
1. SRは、科学的根拠を取りまとめる手法であり、明確に作成された質問に対し、確かで透明性をもつ答えを出す。SRは本来、臨床実務で用いるために開発されたが、食品及び飼料の安全性のリスク評価を含め、広い適応性を有している。EFSAはSRを実施しており、本文書は、EFSA内におけるSRの運用能力の更なる開発に寄与するものである。
2. 主として介入及び暴露(PECO/PICO※)に的を絞っている「意思決定支援のための食品及び飼料の安全性評価への系統的レビュー法の適用」という文書の公表以降、この領域は、ほとんど変化していない。この手法の適用を急速に伸ばしている分野には、化学物質及び環境のリスク評価、並びに環境を管理するための介入措置の分析などがある。EFSAには時間的制約があることを考慮して、SRの運用は慎重に進めることが望ましい。意思決定を伝える上で使用できる最も信頼性の高い知見を生み出すため、バイアスを最小限にし、透明性を最大限にすることを目的とした明示的な系統的手法を用いることが重要である。
3. 研修講座の参加者らは、物議を醸すテーマ(一般市民を含む外部関係者による厳しい精査の対象になる可能性があり、そのことによって最大限の透明性の恩恵を受けることになる)、又は専門家の間で意見が分かれるテーマを優先して、SRを用いることが望ましいと指摘した。EFSAが取り組んでいるいくつかの領域、例えば公衆衛生や動物の輸出入に関しては、相当の影響を及ぼす可能性があり、これらのテーマにはSR実施の優先順位をつけられる。
4. 厳しい時間的制約の下では、全面的なSRを実施できないかもしれないが、迅速なレビューを行うことは考えられる。しかし、迅速なレビューは、SRを代用するものではない。迅速なレビューを行うことは、ある種の懸念(時間及び人的資源等の負担)を別の懸念(成果物の確実性及び包括性の不足)と交換することである。
5. 本コンソーシアムの意見としては、研修機会を継続することが重要である。SRの専門家への適切な業務委託が、EFSAのリスク評価におけるSR手法の役割を確立する上で重要なステップである。
※2010年5月26日付けのEFSAによる手引書「意思決定支援のための食品及び飼料の安全性評価への系統的レビューの方法論の適用」において、PICO及びPECOという略字について、(P)をpopulation、(I)をintervention(暴露要因のうち、食品及び飼料の添加物や、ワクチンなど)、(E)をexposure(暴露要因のうち、化学物質や病原体、環境に有害影響を及ぼすものなど)、(C)をcomparator、(O)をoutcomeと定義している。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL http://www.efsa.europa.eu/en/supporting/doc/367e.pdf

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