食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu03730090482
タイトル 香港食物環境衛生署食物安全センター、ベンゾ[a]ピレンが検出された食用油の最新調査状況を公表
資料日付 2012年12月27日
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分類2 -
概要(記事)  香港食物環境衛生署食物安全センターは12月27日、品質が問題視されている食用油からベンゾ[a]ピレンが検出された事案に関し、最新の調査状況を公表した。同センターは、当該食用油から基準値を上回るベンゾ[a]ピレンが検出された原因について、製造過程における望ましくない品質管理による可能性が極めて高いとの見解を示し、「地溝油」((訳注:下水油。排水溝や下水溝に溜まった油を加工した油)との関連性を示す証拠は今のところないとした。概要は以下のとおり。
 当該食用油は中国山東省青島市で製造された「金帝濃香ピーナッツ油」80缶で、11月に香港に輸入された。追跡調査において、同センターは16缶を差し押えたが、残りの64缶は販売代理店9社に販売されていたことが分かった。そのうち、19缶は回収され中国に戻されたが、残りは販売代理店により既に販売又は廃棄されていた。
 同センターは、18日に検査結果を公表した39検体以外に、さらに輸入業者、販売代理店、飲食店等23か所から食用油23検体を採取し、ベンゾ[a]ピレンの検査を行った。その結果、輸入業者から採取した同ロットの「金帝濃香ピーナッツ油」1検体から14μg/kg、販売代理店から採取した検体から3.1μg/kg検出された(基準値:中国の国家規格は10μg/kg、欧州連合(EU)の基準値は2μg/kg)。
 基準値を上回るベンゾ[a]ピレンが検出された食用油は青島長生集団が出荷したものであることが分かっているが、同集団は一定の規模を有する企業で、商品は現地の輸出入検査検疫局によるモニタリング及び定期的なサンプリング検査を受けている。また、過去の記録状態もよく、当局が発行する品質保証書も取得しているが、当該ロットの80缶は輸出前のサンプリング検査で検体として選ばれていなかった。
 プレスリリースの英語版は以下のURLから入手可能。
http://www.cfs.gov.hk/english/press/2012_12_27_1_e.html
地域 アジア
国・地方 香港
情報源(公的機関) 香港食物環境衛生署食物安全センター
情報源(報道) 香港食物環境衛生署食物安全センター
URL http://www.cfs.gov.hk/sc_chi/press/2012_12_27_1_c.html
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