食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu03720730297
タイトル 国際獣疫事務局(OIE)、ブラジル農牧供給省からのブラジル初のBSE症例の疫学情報を受理
資料日付 2012年12月7日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  国際獣疫事務局(OIE)は12月7日、ブラジル農牧供給省の動物衛生局から、同国で初めて発生した牛海綿状脳症(BSE)に関する通知を受理した。概要は以下のとおり。
 動物保健所(Official Veterinary Services:OVS)は(約2年前の)2010年12月18日、Parana州で牛148頭を飼育する畜主から、肢硬直で横臥の牛がいる旨の通知を受けた。OVSが翌朝視察に出向く前に、死亡したと通知があったが、現地で死因を調査した。現地は、草食動物に狂犬病が流行している地域だったため、国の検査計画に従って狂犬病その他の診断用に検体を採取し、患畜は現地にて適正に埋却した。
 患畜は肉用繁殖雌牛で、死亡時ほぼ13歳であった。神経系の病気が疑われる場合の規則・手順に従い、検体の狂犬病検査を実施し、陰性だった。狂犬病陰性の成牛であるため、検体はBSEサーベイランス制度に則りラボ検査に送致された。
 2011年4月11日にOVS認定ラボにて、BSE病理組織検査で陰性の結果が出た。検体は、BSE診断目的で国立レファレンスラボに送致され、2012年6月15日に免疫組織化学検査で陽性の結果が出た。
 この2つの検査間の遅れは、BSE診断認定ネットワークのラボのうちの1か所で起きた偶発的な出来事のために生じた。すなわち、システムが過負荷状態になり、OIEが定めるBSEリスク特性に合致する検体の診断を優先する必要が生じた。検体はOIE陸生動物衛生規約11.5.22条に定める「Fallen stock(死亡牛)」グループで、しかも「9歳超」年齢グループに属していた。このように分類された結果、検体の診断優先度は低いとみなされ、病理組織検査から免疫組織化学検査までに予想以上の遅れが生じた。
 BSE事案が生じた場合の手順に従い、またブラジルにおける初発症例でもあるため、検体は確定診断を受けるため、英国WeybridgeにあるOIEのレファレンスラボに送致され、2012年12月6日、免疫組織化学検査で陽性の結果を得た。
 疫学調査の結果は、死因がBSEではなく、老牛に生じるBSEの非定型症例である可能性を示唆している。また患畜は粗放農法により牧草地で飼育されていたことが分かっている。
 OIEによる注記: OIE陸生動物衛生規約11.5条に従い、ブラジルは依然無視できるリスク国としてOIEに認定されている。
地域 その他
国・地方 その他
情報源(公的機関) 国際獣疫事務局(OIE)
情報源(報道) 国際獣疫事務局(OIE)
URL http://www.oie.int/wahis_2/public/wahid.php/Reviewreport/Review?page_refer=MapFullEventReport&reportid=12682
(※注)食品安全関係情報データベースに関する注意事項
本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
掲載情報は、国際機関、国内外の政府機関等のホームページ上に公表された情報から収集したものですが、関係する全ての機関の情報を確認しているものではありません。また、情報内容について食品安全委員会が確認若しくは推薦しているものではありません。
掲載情報のタイトル及び概要(記事)は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
情報公表機関からの公表文書については、個別項目の欄に記載されているURLからご確認下さい。ただし、記載されているURLは情報収集時のものであり、その後変更されている可能性がありますので、ご了承下さい。