食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu03720610470
タイトル 欧州疾病予防管理センター(ECDC)、複数国におけるサルモネラ・スタンレー集団感染症の疫学情報を更新
資料日付 2012年12月12日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州疾病予防管理センター(ECDC)は12月12日、複数国におけるサルモネラ・スタンレー集団感染症の疫学情報を更新した。
 本年7月、ECDCは欧州全域におけるSalmonella Stanley集団感染症の調査を、感染国、欧州食品安全機関(EFSA)及び欧州サルモネラリファレンス検査機関(EURL Salmonella)と協働で開始した。症例は、今まで欧州では報告例のない区別できないパルスフィールド電気泳動(PFGE)パターンを持つ株に感染していた。7~9月にECDCは欧州連合/欧州経済領域(EU/EEA)に向けて、ヒトからのS.Stanley分離株全てにXbaI(制限酵素)を用いたPFGEタイピングを実施するように働きかけた。
 加盟国10か国において、集団感染株のPFGEプロファイルに合致するPFGEの患者が出ていた。これらの国々に対して、2011年8月1日から2012年11月23日までについて月毎の渡航に関連しないS.Stanley感染者数の提供を要請した。欧州サーベイランスシステムへの報告によると、2007~2011年にEU/EEA加盟国の渡航に関連しないS.Stanley感染者数は、月平均9人であった。
 2011年8月1日~2012年11月23日の間に、欧州では611人の渡航に関連しないS.Stanley感染者が確認された。内訳は、ハンガリー212人、オーストリア186人、ドイツ68人、ベルギー37人、英国35人、チェコ31人、スウェーデン17人、イタリア14人、スロバキア10人、ギリシャ1人となっている。
 ヒト、食品、動物、環境からの分離株のPFGEフィンガープリントの分子疫学的比較分析の結果、ECDC/EFSAの9月21日付け緊急リスク評価書の結論を、特に当該集団感染の可能性のある主感染源として七面鳥生産チェーンの関与を強く支持する更なる証拠が得られた。
 9月及び10月の感染者数は減少しているが、渡航に関連しない症例数はこの2か月間、基準レベルを越えており、そのため、まだアウトブレイクが終息したとは考えられない。ECDCは今後も状況の監視を続けていく。9月21日付けリスク評価書の結論及び勧告については依然変更はない。

国立医薬品食品衛生研究所 安全情報部 食品安全情報(微生物)No.26/2012(2012.12.26)P12-15
http://www.nihs.go.jp/hse/food-info/foodinfonews/index.html
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州疾病予防管理センター(ECDC)
情報源(報道) 欧州疾病予防管理センター(ECDC)
URL http://www.ecdc.europa.eu/en/press/news/Lists/News/ECDC_DispForm.aspx?List=32e43ee8%2De230%2D4424%2Da783%2D85742124029a&ID=807&RootFolder=%2Fen%2Fpress%2Fnews%2FLists%2FNews
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