食品安全関係情報詳細
| 資料管理ID | syu03720060314 |
| タイトル | ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)、待降節カレンダーのチョコレート及び他の食品中に含まれているミネラルオイルに関するQ&Aを公表 |
| 資料日付 | 2012年11月30日 |
| 分類1 | - |
| 分類2 | - |
| 概要(記事) | ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)は11月30日、待降節カレンダーのチョコレート及び他の食品中に含まれているミネラルオイルに関するQ&Aを公表した。概要は以下のとおり。 BfRによる「よくある質問」の概要は以下のとおり。 Q1.ミネラルオイルはどのように食品に入るのか? A1.再生紙からボール紙を製造する際に、新聞紙が材料のひとつとして使用される。従来から新聞紙に使われているインクはミネラルオイルを含んでいる。リサイクル工程ではミネラルオイルを十分に除去できないことから、再生紙から作られるボール紙製の食品包装からミネラルオイルが検出される。 汚染経路としては他に、加工工場で使われる潤滑油や作物を収穫する機械から出る排気などの可能性がある。 Q2.食品における「ミネラルオイル」とは何か? A2.検出されたのは、ミネラルオイル飽和炭化水素(MOSH)及びミネラルオイル芳香族炭化水素(MOAH)から成る混合物である。 Q3.包装を介してミネラルオイルに汚染される食品にはどのようなものがあるか? A3.今までのところ、データは少ないが、小麦粉、セモリナ、米、パン粉及び朝食用シリアルといった表面積が大きい乾燥食品で汚染されやすいと考えられる。 Q4.ミネラルオイルによる健康影響として何が知られているか? A4.動物実験では、ミネラルオイル混合物は、肝臓及びリンパ節に蓄積し障害をもたらす場合があることが分かっている。 Q5.包装済み食品を介してのミネラルオイルの一日摂取量はどのくらいか? A5.欧州食品安全機関(EFSA)は、MOSHの一日摂取量を0.03~0.3mg/kg体重と推定した。摂取量は子供においてより多い可能性がある。 また、MOAHの摂取量はMOSHの約20%と推定される。すなわち、1日当たり0.006~0.06mg/kg体重である。体重10kgの子供の場合、最大で0.6mgになる。 Q6.チョコレート中のミネラルオイルによる健康影響を、BfRはどのように評価するのか? A6.最悪の場合を想定すれば、ミネラルオイルはチョコレート1kg当たり最大で7mgと算出され、これによりMOAHの量はチョコレート1個当たり0.022mgとなる。チョコレートを1日に1個ずつ喫食すると想定すると、この数値は、EFSAによる一日当たり摂取量の推定値に対して極めてわずかな追加量にしかならない。 MOAHは発がん性物質である可能性があることから、MOAHをいかなる食品からも避けるべきである。 Q7.ボール紙製の箱入り冷凍食品も、ミネラルオイルによって汚染されるのか? A7.データはほとんどないが、低温冷凍温度においてミネラルオイルはガス状で移行しないことから、冷凍食品における同様の汚染は考えられない。 Q8.包装を介しての食品中のミネラルオイルの規制値はあるのか? A8.現時点では法定規制値はない。連邦食料農業消費者保護省(BMELV)が規制する法案を現在起草している。 Q9.食品中のMOAH及びMOSHの量に関するBfRの推奨する基準値は? A9.MOAHについては、評価及び基準値設定のための毒性学データはないが、発がん性を有する可能性は排除できないとするBfRの意見は、今年、EFSAの専門家の意見により承認されている。MOAHは検出されるべきではない。 再生ボール紙からのMOSHの汚染評価のための十分なデータはない。今年になって、国際連合食糧農業機関(FAO)/世界保健機関(WHO)合同食品添加物専門家会議(JECFA)が一時的な一日摂取許容量(temporary ADI)を算出した。 BfRは、炭素鎖の炭素数が10から16個のMOSHについて指針値12mg/kg食品を算出し、炭素数が20個までのMOSHについても検討中である。より長い炭素鎖をもつMOSHではヒトの体への蓄積が明らかに裏付けられている。したがって、これらの物質による汚染は、可能な限り技術手段によって最少化されるべきである。 Q10.ボール紙を介してのミネラルオイルによる食品汚染を最少化するための、BfRによる提言は? A10.ミネラルオイルによる汚染は包装材料だけでなく、食品の種類や保存状態も関係する。未使用のボール紙を使用する、ミネラルオイルを含まない印刷用インクを使う、あるいはパッケージの構造を機能的に障壁構造にするなどの方法により、当該汚染は予防可能である。これらの予防策を確かにするためには、食品に直接接触する包装だけを問題にするのは不十分で、むしろ2次包装を介した汚染の可能性も考慮すべきである。 国立医薬品食品衛生研究所 安全情報部 食品安全情報(化学物質)No.25/2012(2012.12.12)P17~18 http://www.nihs.go.jp/hse/food-info/foodinfonews/index.html |
| 地域 | 欧州 |
| 国・地方 | ドイツ |
| 情報源(公的機関) | ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR) |
| 情報源(報道) | ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR) |
| URL | http://www.bfr.bund.de/en/questions_and_answers_on_mineral_oils_contained_in_chocolate_from_advent_calendars_and_other_foods-132254.html |
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