食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu03720050314
タイトル ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)、チョコレート及び他の種類の食品中のミネラルオイルは望ましくないとする意見書を公表
資料日付 2012年11月28日
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分類2 -
概要(記事)  ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)は11月28日、チョコレート及び他の種類の食品中のミネラルオイルは望ましくないとする意見書を公表した。概要は以下のとおり。
 商品試験財団(the Stiftung Warentest)により実施された調査によると、試験したいくつかの待降節カレンダー(訳注:子供用のクリスマスカレンダー。12月1日から24日まで毎日1つ24個の窓が付いており、窓を開けると、中にチョコレートやおまけが入っている)に封入されたチョコレートから様々な炭化水素混合物(ミネラルオイル)が検出された。チョコレート1kg当たりの芳香族ミネラルオイル含有量は最大で7mgであった。BfRは、当該結果に基づき健康影響の予備評価を行った。
 BfRは既に2009年の終わりに、再生ボール紙から作られる包装材からの芳香族及び非芳香族ミネラルオイルといったミネラルオイルによる食品汚染を指摘していた。
 今回の試験では、試験対象となったカレンダーのチョコレートに当該物質が全く含まれていないものも、ある割合で確認されたことから、この種の汚染は避けることが可能であると、BfRは述べている。
 最悪のシナリオでは、カレンダーのチョコレート1個当たり0.022mgの炭化水素含有量が算出されるものの、当該カレンダーのチョコレートは1日に1個しか喫食しないと想定されることから、当該含有量は、2012年の最新の欧州食品安全機関(EFSA)により推定された食品中のミネラルオイル量及び食品を介しての芳香族炭化水素の一日摂取量の総量を上回ったとしても、結果として極めて少量の追加量にしかならない。これらのバックグランドレベルは低いものの、芳香族炭化水素はいかなる種類の食品への存在も望ましくない。
 ミネラルオイルは異なる炭化水素の混合物である。それら炭化水素は毒性学的視点からの研究が十分にはなされていない。この理由により、食品中に含まれる芳香族炭化水素が発がん性を有する可能性を排除できない。

国立医薬品食品衛生研究所 安全情報部 食品安全情報(化学物質)No.25/2012(2012.12.12)P16~17
http://www.nihs.go.jp/hse/food-info/foodinfonews/index.html
地域 欧州
国・地方 ドイツ
情報源(公的機関) ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)
情報源(報道) ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)
URL http://www.bfr.bund.de/en/press_information/2012/41/mineral_oils_are_undesirable_in_chocolate_and_other_types_of_food-132211.html
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