食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu03710610343
タイトル フランス衛生監視研究所(InVS)、衛生監視報告(BVS)、アキテンヌ地域圏版、No.12、2012年10月号、届出疾病特集号を発行
資料日付 2012年11月26日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  フランス衛生監視研究所(InVS)は11月22日、衛生監視報告(BVS:Bulletin de veille sanitaire)、フランス南西部スペインと国境を接するアキテンヌ地域圏版、No.12、2012年10月号、届出疾病特集号を発行した。その中で食品に関すると思われるものは以下のとおり。
1. 急性A型肝炎
 2010年に発症した患者は23人(0.7人/100
,000人)で2009年の61人(1.9人/100
,000人)から大きく減少している。全国ベースでも2009年の2.5人/100
,000人から1.9人/100
,000人と減少傾向にあった。感染原因が食品と疑われたのは2人で、貝類・甲殻類の摂取であった。
2. 集団食中毒(CFTI)
 2010年にフランスで発生したCFTIは1
,032件(患者数9
,901人)である。同時期にアキテンヌ地域圏で発生したCFTIは2009年と変わらず54件で、患者数は535人で2009年の852人から大幅に減少した。54件のCFTIで患者数535人のうち入院したものは67人であった。
・発生場所:発生場所が確認された53件中、家庭内が17件(32%)、学校給食12件(23%)、レストラン10件(19%)、病院養護施設6件(11%)、企業内社員食堂3件(6%)、それ以外の集団給食5件(9%)であった。
・原因病原体:病原体を調査したのは47件、このうち19件は病原体不明であった。疑いを含め病原体が判明したもののうち主なものは多い順に、黄色ブドウ球菌9件(19%)、サルモネラ属菌8件(17%)、エンテロウイルス4件(8.5%)であった。1996年以降の主なCFTI原因菌は黄色ブドウ球菌とサルモネラ属菌である。2010年にはセレウス菌の届出はなかった。黄色ブドウ球菌は主に家庭内CFTIで3件(33%)と学校給食3件(33%)であった。サルモネラ属菌は家庭内CFTIが4件(50%)であった。
・原因食品:調査した36件中、混合食品(ピザ、パエリアなど)が11件、肉関連8件(このうち3件が黄色ブドウ球菌と2件がサルモネラ属菌)、卵及び卵製品7件(このうち3件がサルモネラ属菌)であった。
・食中毒誘発要因:家庭や集団給食における調理済料理を含む食品のコールドチェーン又はホットチェーンの断絶が主たる原因である。
地域 欧州
国・地方 フランス
情報源(公的機関) フランス衛生監視研究所(InVS)
情報源(報道) フランス衛生監視研究所(InVS)
URL http://www.invs.sante.fr/content/download/50868/215870/version/9/file/bvs_aquitaine_12_octobre_2012.pdf
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