食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu03710390149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、技術報告書「“シュマーレンベルグ”ウイルス:疫学データ分析(2012年11月)」を公表
資料日付 2012年11月22日
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概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は11月22日、技術報告書「“シュマーレンベルグ”ウイルス:疫学データ分析(2012年11月)」を公表した(22ページ、2012年11月15日発行)。概要は以下のとおり。
 今回の分析は、1年経過した後のシュマーレンベルグウイルス(SBV)の状況(報告期間2011年8月1日~2012年7月31日)の概観及び新たな感染群の現状を示すことが目的である。
 増加した検査結果の多くはSBV抗体の血清学的検出に基づくものであり、これは感染の証拠としてのみ使えるが、臨床疾患や新症例の発生に関する情報を提供するものではない。スペイン及びベルギーからは新症例の報告はなかった。
 2012年8月は牛の関節拘縮性水無脳症症候群(AHS)症状が294群から報告された。9、10月はAHS症状の群の数は減少したが、成牛での急性症例は8、9、10月に報告があった。成牛の急性症例が報告された国は限られており、一過性や特異な症状が見られなかった成牛は診断されていない可能性があることに留意する必要がある。AHS症例数の増加は、以前は暴露しなかった動物が妊娠時の感受性期間中に感染し、その後の数か月以内に発症したものとみられる。
 本年5月のEFSAの疫学情報公表時点では、8加盟国(ベルギー、フランス、ドイツ、イタリア、ルクセンブルク、オランダ、スペイン、英国)でSBV確定症例の報告があった。夏季に、デンマーク、フィンランド、ポーランド、スウェーデン、スイスの国々及びフランス、ドイツ、英国の新たな地域でSBV確定症例が報告された。SBVはオーストリア及びアイルランドでも検出されている。SBVは欧州の新規地域に拡大し続けており、2013年には欧州南部や東部でもSBVの新たな症例が観察されるかもしれない。
 感染国では、SBV感染群の数は群全体数から見れば少ない。最も高い割合でも、めん羊群で6.6%、牛群で4%である。しかしながら、未報告分や確認の欠如が割合に影響するため、これらの比較は注意して解釈しなくてはならない。
 当該技術報告書は以下のURLから入手可能。
http://www.efsa.europa.eu/en/supporting/doc/360e.pdf
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL http://www.efsa.europa.eu/en/supporting/pub/360e.htm
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