食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu03710320314
タイトル ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)、乳幼児用調製粉乳調合の際の注意点について助言
資料日付 2012年11月6日
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概要(記事)  ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)は11月6日、乳幼児用調製粉乳を調合する際の注意点について助言した(BfR意見書No 37/2012)。概要は以下のとおり。
 乳幼児用調製粉乳に関する衛生基準は非常に厳しく、病原菌が原因の感染症の発生はまれである。しかし、粉末状の製品では製造工程において多くの種類の細菌が死滅せずに残ることから、例外的に離乳食が汚染される場合がある。乳幼児用調製粉乳は、調合中にスプーンや哺乳びんなどを介して細菌に汚染される可能性がある。
 BfRは乳幼児用調製粉乳を調合する際の注意点を公表した。当該助言全般は、健康な満期出産児用を対象としている。BfRによると、診療所は可能な限り、包括的な衛生基準を満たす特別授乳室を併設し、乳幼児用粉末調製粉乳の調合はそこで行われるべきであるとする。この注意点はとりわけ、未熟児及び免疫不全児にもあてはまる。
 生後数か月間は、調合には沸騰したお湯を使用する。粉末を撹拌する際は、健康な満期出産児用の場合は水温50℃以下で十分である。調合から授乳までに2時間以上が経過する場合、又は冷ます間及び再加熱する間は、どのようなことがあっても保存温度が5℃を超えないようにする。加工済み食品の残留物は廃棄する。細菌による調合時汚染は、食洗機の場合は65℃のお湯で、また、中性洗剤と熱湯で調合器具を徹底洗浄することでも防げる。
 以上の助言は、個人宅、託児所、診療所などで過ごす健康な満期出産児用に調合する場合に当てはまる。
 BfRを母体とする国立母乳栄養委員会は、母乳は衛生的で、すぐに入手でき、常に適温であることにおいて完璧であり、感染症予防の観点からも、乳児にとっては母乳が理想の食品であるという立場をとっている。

国立医薬品食品衛生研究所 安全情報部 食品安全情報(微生物)No.24/2012(2012.11.28)P20
http://www.nihs.go.jp/hse/food-info/foodinfonews/index.html
地域 欧州
国・地方 ドイツ
情報源(公的機関) ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)
情報源(報道) ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)
URL http://www.bfr.bund.de/en/press_information/2012/37/infant_formula_in_baby_bottles_to_be_prepared_as_fresh_as_possible-132078.html
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