食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu03710130149 |
タイトル | 欧州食品安全機関(EFSA)、食品添加物としてのカンデリラワックスの再評価に関する科学的意見書を公表 |
資料日付 | 2012年11月16日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 欧州食品安全機関(EFSA)は11月16日、カンデリラワックス(candelilla wax) (E 902)の再評価に関する科学的意見書(2012年10月24日採択、26ページ)を公表した。概要は以下のとおり。 1. 「食品添加物及び食品に添加される栄養源に関する科学パネル」(ANSパネル)は、カンデリラワックスの安全性を再評価した科学的意見を述べる。カンデリラワックスは、食品添加物(光沢剤)として欧州連合(EU)で認可されている。カンデリラワックスは、食品科学委員会(SCF)及び国際連合食糧農業機関(FAO)/世界保健機関(WHO)合同食品添加物専門家会議(JECFA)によって評価されている。JECFA及びSCFは、一日摂取許容量(ADI)を設定しなかったが、カンデリラワックスの光沢剤としての用途は容認できると考えた。 2. カンデリラワックスは、半砂漠地域で見られるトウダイグサ科植物(Euphorbia antisyphilitica)の葉から得られる。カンデリラワックスは、ワックス炭化水素類(wax hydrocarbons)、ワックス、樹脂エステル類、ラクトン類、遊離ワックス樹脂アルコール類(free wax resin alcohols)及び遊離ワックス樹脂酸類(free wax resin acids) で構成される複合物である。 3. 本パネルは、(1)カンデリラワックスの吸収は低いと予測される、(2)(訳注:カンデリラワックスの)成分は吸収されると通常の代謝経路に取り込まれるだろう、と考えた。本パネルは、試験されたカンデリラワックスの組成と食品添加物であるカンデリラワックスの規格を比較するデータが限られていたことに留意した。しかし、本パネルは、試験された試料について食品添加物であるカンデリラワックスと組成が概ね同様である可能性が高いと考えた。全体的に見て、本パネルは、カンデリラワックスに遺伝毒性がないことが利用可能なデータによって示唆されると考えた。 4. 本パネルは、カンデリラワックスに関する長期毒性データが不足していると考え、このためADIを設定しなかった。しかし、本パネルは、利用可能な毒性試験によって、カンデリラワックスの主な成分の摂取に関連した所見が一貫して報告されていないことに留意した。さらに、カルナウバロウ(carnauba wax)の最大許容量(Maximum Permitted Level)を用いてカンデリラワックスの推定暴露量を検討したところ、十分な安全マージンが示された。これによって、本パネルは、現在認可されている用途における食品添加物としてのカンデリラワックスの使用に安全性の懸念はないと結論づけることができた。 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | EU |
情報源(公的機関) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
情報源(報道) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
URL | http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/doc/2946.pdf |
(※注)食品安全関係情報データベースに関する注意事項
本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
掲載情報は、国際機関、国内外の政府機関等のホームページ上に公表された情報から収集したものですが、関係する全ての機関の情報を確認しているものではありません。また、情報内容について食品安全委員会が確認若しくは推薦しているものではありません。
掲載情報のタイトル及び概要(記事)は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
情報公表機関からの公表文書については、個別項目の欄に記載されているURLからご確認下さい。ただし、記載されているURLは情報収集時のものであり、その後変更されている可能性がありますので、ご了承下さい。
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