食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu03710040361
タイトル 台湾行政院衛生署、食品中のベンゾピレンについて討論し、企業向けガイドラインの作成を検討する旨公表
資料日付 2012年11月9日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  台湾行政院衛生署は11月9日、韓国産即席めんの調味料から発がん物質のベンゾピレンが検出された問題を受け、来週に諮問会議を開催し、食品中のベンゾピレンについて討論するとともに、企業向けガイドラインの作成を検討する旨公表した。概要は以下のとおり。
1. 先ごろ、即席めんの調味料等からベンゾピレンが検出されたが、これは主にくん製・乾燥された原料粉末が原因と推測されている。しかし、調味粉末の使用量は限られており、食品全体に占める摂取量は極めて少ない。このため、相対的に推定される健康安全リスクは低い。
2. ベンゾピレンは主に食品の揚げ・炭火焼・くん製等の加工過程で生成する副産物で、加工条件の違いによりベンゾピレンの生成量も異なる。食品薬物管理局は直ちに専門家会議を開き検討する予定である。まず、異なる条件で加工した食品中の含有量調査やリスク評価等により、ベンゾピレンが生成される可能性のある鰹節やくん製魚等の高リスク製品について、優先的に企業向けガイドラインを検討し、製造工程の改善やベンゾピレン含有量の低減のための品質管理の参考基準として企業に提供する。
3. コーデックス委員会(Codex)では現在のところ、食品の乾燥・くん製の過程で生成されるベンゾピレンを低減するための規則を制定し、製造工程の管理を通してベンゾピレン含有量を低減させている。欧州連合(EU)では食用油脂、くん製肉、くん製魚、乳児用食品等の加工食品に対してベンゾピレンの上限値を定めている。その他、米国やニュージーランド、オーストラリア、日本等の国々では食品中のベンゾピレンに関する調査や研究、リスク評価を引き続き行っているが、基準値はまだ設定していない。
4. 台湾で2010年から2011年までに行われた加工条件が異なる肉中のベンゾピレン含有量に関する調査結果によると、タレ煮込み・くん製・炭火焼の肉(家きん、畜産物、水産物)の多くからはベンゾピレンは検出されておらず、一部の炭火焼から5.8ppb以下のベンゾピレンが検出されただけである。また、2006年から2007年までに行われた油脂中のベンゾピレン含有量調査では、検出せず~0.77ppbだった。今回、韓国及び台湾における検査で、韓国ブランドの即席めん製品から検出されたベンゾピレンはいずれも4.7ppb以下だった。
地域 アジア
国・地方 台湾
情報源(公的機関) 台湾行政院衛生署
情報源(報道) 台湾行政院衛生署
URL http://www.doh.gov.tw/CHT2006/DM/DM2_p01.aspx?class_no=25&level_no=1&doc_no=86696
(※注)食品安全関係情報データベースに関する注意事項
本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
掲載情報は、国際機関、国内外の政府機関等のホームページ上に公表された情報から収集したものですが、関係する全ての機関の情報を確認しているものではありません。また、情報内容について食品安全委員会が確認若しくは推薦しているものではありません。
掲載情報のタイトル及び概要(記事)は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
情報公表機関からの公表文書については、個別項目の欄に記載されているURLからご確認下さい。ただし、記載されているURLは情報収集時のものであり、その後変更されている可能性がありますので、ご了承下さい。