食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu03691090149 |
タイトル | 欧州食品安全機関(EFSA)、いぶした「皮付き」羊肉の生産方法(案)の安全性を裏付けるために英国食品基準庁(FSA)が実施した科学的研究の概要に関する科学的意見書についての技術的な問題の解釈の明確な説明に関する科学的報告書を公表(2/2) |
資料日付 | 2012年10月26日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 欧州食品安全機関(EFSA)は10月26日、いぶした「皮付き」羊肉の生産方法(案)の安全性を裏付けるために英国食品基準庁(FSA)が実施した科学的研究の概要に関する科学的意見書についての技術的な問題の解釈の明確な説明に関する科学的報告書(2012年10月10日承認、13ページ)を公表した。概要は以下のとおり。 5. FSAは、皮付きめん羊のと体に加工されるめん羊の「羊毛の刈込みの程度、清浄度及び乾燥度」に対し規格を設定するのは不可能であるというEFSAの結論について、さらに明確な説明を求めた。羊毛の状態のばらつきについて、適切な調査や評価あるいは説明が(訳注:FSAの研究において)なされなかったことをEFSAは強調した。この案件に関する研究がさらに行われる場合には、こうした観点を加えることが推奨される。羊毛の状態は、明確な許容限度、モニタリング手順及び是正措置を示しつつ、重要管理点(CCP)として確認されるべきであった。 6. 化学的なハザードについて、FSAは、ダイオキシン類とPCB類(ポリ塩化ビフェニル類)、PAH類(多環芳香族炭化水素類)及び複素環アミン類に関してさらに明確な説明を求めた。EFSAは、(訳注:皮付きのと体を)焦がす工程中に起こりうるダイオキシン類生成の指標を示すうえで、ダイオキシン類の分析が有用であるとした。さらに、試験成績の比較を向上させるため、筋肉に対する皮膚の比率に関して試料を規格化することが推奨された。EFSAは、PCB類の分析を行うよう推奨しなかったことを強調したい。 7. EFSAは、(1)有害の可能性がある化学物質についてのFSAの研究から得られたPAH濃度の差異は、かなり限定的なものであり、(2)このPAH濃度の差異は、当該生産方法における大きなばらつきを示すものである、と結論づけた。さらに標準化された分析法(筋肉に対する皮膚の比率に関して規格化されたもの)が、推奨された。 8. ハンドバーナーを使って(訳注:皮付きのと体を)焦がして茶色にする工程で500°Cを超える温度になりうるため、部分的な過熱によって、皮膚の表面だけではなく、と体の内部組織(特に切開/分割部分)にも影響を及ぼす可能性がある。ハンドバーナーの炎に直接暴露した食肉が部分的に過熱されることで、複素環アミン類が生成される可能性がある。こうした発がん性化合物の分析は、少なくとも、起こりうる複素環アミン類生成の指標を示すうえで有用であるとEFSAは結論づけた。 国立医薬品食品衛生研究所 安全情報部 食品安全情報(化学物質)No.22/2012(2012.10.31)P11 http://www.nihs.go.jp/hse/food-info/foodinfonews/index.html |
地域 | 欧州 |
国・地方 | EU |
情報源(公的機関) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
情報源(報道) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
URL | http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/doc/2937.pdf |
(※注)食品安全関係情報データベースに関する注意事項
本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
掲載情報は、国際機関、国内外の政府機関等のホームページ上に公表された情報から収集したものですが、関係する全ての機関の情報を確認しているものではありません。また、情報内容について食品安全委員会が確認若しくは推薦しているものではありません。
掲載情報のタイトル及び概要(記事)は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
情報公表機関からの公表文書については、個別項目の欄に記載されているURLからご確認下さい。ただし、記載されているURLは情報収集時のものであり、その後変更されている可能性がありますので、ご了承下さい。
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