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資料管理ID syu03680860314
タイトル ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)、フランスのカーン大学の遺伝子組換えNK603トウモロコシに関する研究論文にコメント
資料日付 2012年10月1日
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分類2 -
概要(記事)   ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)は10月1日、フランスのカーン大学の研究は遺伝子組換えNK603トウモロコシの再評価への理由づけとはならず、グリホサートの認可更新にも影響しないとする意見書(2012年10月1日付BfR意見書 No 29/2012) を公表した。概要は以下のとおり。
 BfRは、遺伝子組換え(GM)トウモロコシNK603を生涯にわたって与えたラットの寿命は従来のトウモロコシを与えた動物よりも短いとする当該研究報告の結論は、実験による十分な立証がなされていないと結論づけた。
 「当該研究は研究設計及び収集したデータの提示という2つの部分において欠点を露呈している。つまり、報告書によって導き出された結論には入手したデータによる裏付けがない」とBfR副所長は述べる。
 NK603トウモロコシへの言及に加え、当該研究論文の著者らは、グリホサートを含む農薬のラウンドアップが健康への深刻な悪影響及び短命につながるとしているが、このことについて論文の中では具体的な実証が十分になされていない。
 こうした結論に相反して、除草剤の有効成分としてのグリホサートに関する長期試験の多くにおいて、実験動物に関する発がん性、死亡率の上昇、又はホルモン系への影響についての指摘がみられない。加えて、BfRはグリホサートが含まれる除草剤の毒性に作用する特定の補助剤(co-formulant)の存在も認識している。
 BfRによる上記結論は、グリホサート耐性トウモロコシNK603の健康に対する影響リスク評価と同時に、農薬有効成分としてのグリホサートの健康に対するリスク評価の観点で当該論文を評価した結果である。
 論文では、いくつかの被験動物群のラットに複数の腫瘍の増加、他の非腫瘍性障害の増加、対照群に比較して短命などの結論が示されているが、BfRはいずれの動物群も被験動物数が少なすぎる点を批判し、当論文が国際的に認められている発がん性研究の基準を満たしていないとしている。 
 実験では、特に乳房及び脳下垂体での腫瘍の自然発生率が比較的高いという特性を持つ種類のラットが使用された。
 さらに、当該論文の結論はラウンドアップと同様にGMトウモロコシの成分がホルモン系に影響したことによってもたらされる可能性を前提としているが、この仮説でさえ、提示されているデータでは十分に裏付けられない。BfRはまた、投与されたグリホサートの量は、グリホサートが含まれる農薬のラウンドアップにおいて決定されたものではなく、収集されたデータも完全に提示されているわけではないと指摘する。
 これらの欠陥が指摘されることから、BfRは個別の動物実験データなども含めて研究論文の完成形の提出を求めると共に、論文の結果をさらに評価すべく、著者らに対して具体的な質問を行った。

国立医薬品食品衛生研究所 安全情報部 食品安全情報(化学物質)No.21/2012(2012.10.17)P10-12
http://www.nihs.go.jp/hse/food-info/foodinfonews/index.html
地域 欧州
国・地方 ドイツ
情報源(公的機関) ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)
情報源(報道) ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)
URL http://www.bfr.bund.de/en/press_information/2012/29/a_study_of_the_university_of_caen_neither_constitutes_a_reason_for_a_re_evaluation_of_genetically_modified_nk603_maize_nor_does_it_affect_the_renewal_of_the_glyphosate_approval-131739.html

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