食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu03680190149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、農薬有効成分スピロジクロフェンのいちご等に対する既存の残留基準値の修正に関する理由を付した意見書を公表
資料日付 2012年7月9日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は7月9日、農薬有効成分スピロジクロフェン(Spirodiclofen)のいちご、バナナ、アボカド、マンゴー及びパパイヤに対する既存の残留基準値(MRL)の修正に関する理由を付した意見書(2012年7月6日承認)を公表した。概要は以下のとおり。
1. 規則(EC) No 396/2005の第6条に従って、評価担当加盟国(EMS)のオランダが、いちご及びバナナに対するスピロジクロフェンの既存MRLを修正し、パパイヤ、アボカド及びマンゴーに対するインポートトレランス(訳注:海外で使用が認められている農薬等について設定される残留基準)を設定する申請をBayer S.A.S-Bayer CropScience社から受けた。オランダは、いちごの既存MRLの2mg/kgを0.02mg/kgに引き下げ、バナナのMRLの0.02mg/kg(定量限界(LOQ))を0.3mg/kgに引き上げるよう提案した。オランダは、農産物の輸入に適応させるため、パパイヤ、マンゴー及びアボカドに対するMRLを1.0mg/kgに設定するよう提案した。オランダが規則(EC) No 396/2005の第8条に従って作成した評価原案(Evaluation report)は、欧州委員会(EC)に提出され、EFSAに転送された。
2. EFSAによると、バナナに対する提案された使用のため0.3mg/kgのMRL案を算定するにあたり、データは十分である。また、米国におけるアボカドに対するMRLが1mg/kgに設定されていることに留意し、報告された当該原産国における使用に適応させるため、アボカドに対する1.5mg/kgのMRL案を算定するにあたり、データは十分である。EFSAは、パパイヤ及びマンゴーのMRLを提案するにあたり、アボカドの残留試験成績を外挿してもよいとする提案について、いくつかの点で意見を保留する。いちごに対する意図された使用は、残留物データによる裏付けが十分ではない。
3. EFSAは、リスク評価の結果に基づき、いちご、バナナ、アボカド、マンゴー及びパパイヤに対するスピロジクロフェンの提案された使用によって、消費者の暴露量が毒性学的参照値を超えることはなく、したがって消費者の健康リスクがもたらされる可能性は低いと結論づける。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/doc/2821.pdf
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