食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu03671110149 |
タイトル | 欧州食品安全機関(EFSA)、遺伝子組換えジャガイモEH92-527-1の販売禁止を支持する科学的根拠の評価に係る意見書を発表 |
資料日付 | 2012年9月20日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 欧州食品安全機関(EFSA)の科学パネル(GMO)は9月20日、遺伝子組換え(GM)ジャガイモEH92-527-1の栽培目的での販売禁止を支持する科学的根拠の評価に係る意見書を発表した。概要は以下のとおり。 ルクセンブルクは、GMジャガイモEH-92527-1を同国内での栽培を目的として販売することを禁止する、セーフガード措置の施行を正当とする科学的根拠を欧州委員会(EC)に提出した。ECは、禁止を支持するこの科学的知見を評価するようEFSAに諮問した。 EFSAのGMOパネルは、同国から提出された情報のほか、関係する科学文献を全て検討した結果、次の結論に達した。 (i) nptII(訳注:抗生物質カナマイシン耐性)遺伝子の安全性に関する具体的な新データはない。 (ii) バクテリアDNAの放出と形質転換受容性の発現は、生物膜においてより効果的に生じると見込まれるが、同国は生物膜における耐性(訳注:カナマイシン耐性)と当該ジャガイモの栽培・加工との関係を明確にしていない。さらには、バクテリア細胞が遺伝子導入植物のDNAによって形質転換する頻度を抑えるという大きな障壁も存在している。 (iii) データがないためアミノグリコシドリン酸転移酵素遺伝子のモザイク構造形成によるリスクが評価できておらず、資料の提示もない。 (iv) 同国が文書中で強調している知見の不足及び不確実性並びにカナマイシン及びネオマイシンの治療学的関連性については、抗生物質耐性標識遺伝子に係る以前の意見書で検討済みであり、当パネルが従来の結論を変えるに足るnptII遺伝子の安全性に関する新たな知見は科学文献にもない。 よって当パネルは、当該ジャガイモに係る意見書を再考すべき根拠は目下のところないとの結論に達した。 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | EU |
情報源(公的機関) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
情報源(報道) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
URL | http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/doc/2874.pdf |
(※注)食品安全関係情報データベースに関する注意事項
本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
掲載情報は、国際機関、国内外の政府機関等のホームページ上に公表された情報から収集したものですが、関係する全ての機関の情報を確認しているものではありません。また、情報内容について食品安全委員会が確認若しくは推薦しているものではありません。
掲載情報のタイトル及び概要(記事)は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
情報公表機関からの公表文書については、個別項目の欄に記載されているURLからご確認下さい。ただし、記載されているURLは情報収集時のものであり、その後変更されている可能性がありますので、ご了承下さい。
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