食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu03660370149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、農薬有効成分ジメトエートの油用オリーブ等に対する既存の残留基準値の修正に関する理由を付した意見書を公表
資料日付 2012年5月21日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は5月21日、農薬有効成分ジメトエート(Dimethoate)の油用オリーブ及び食用オリーブに対する既存の残留基準値(MRL)の修正に関する理由を付した意見書(2012年5月15日承認)を公表した。概要は以下のとおり。
1. 規則(EC) No 396/2005の第6条に従って、評価担当加盟国(EMS)のギリシャが、油用オリーブ及び食用オリーブ中のジメトエートの既存MRLを修正する申請を、Dimethoate Task Force (訳注:農薬製造会社3社による団体)の代表としてのCheminova A/S社から受けた。ギリシャは、ジメトエートの意図された使用に適応させるため、オリーブに対する既存MRLの2mg/kgを3mg/kgに引き上げることを提案した。ギリシャが規則(EC) No 396/2005の第8条に従って作成した評価原案(Evaluation report)は、欧州委員会(EC)に提出され、EFSAに転送された。
2. EFSAによると、ジメトエート及びオメトエート(Omethoate)の総量をジメトエートに換算したものとする規制対象の残留物定義に従って、欧州南部におけるジメトエートの意図された葉面散布のための食用オリーブ及び油用オリーブに対するMRLとして4mg/kgを算定するにあたり、データは十分である。各分析物について確認された定量限界(LOQ)を0.01mg/kgとしてオリーブ中のジメトエート及びオメトエートの残留物を管理するにあたり、十分な規制のための分析方法が利用可能である。
3. EFSAは、リスク評価の結果に基づき、油用オリーブ及び食用オリーブ用のオリーブの木に対するジメトエートの提案された使用によって消費者の暴露量が毒性学的参照値を超えることはないと結論づける。しかし、本意見書の枠組みにおけるリスク評価は暫定的なものとみなすことが望ましく、実際の消費者のリスクを過小評価している可能性がある。代謝物III(訳注:Dimethoate carboxylic acid)、XII(訳注:O-desmethyl iso-dimethoate)及びXX(訳注:O-desmethyl omethoate carboxylic acid)の毒性学的関連性の最終評価は、これから提示される予定である。より正確な(訳注:消費者暴露量の)計算を行うために、安全性が裏付けられた認可された使用のパターンの確認及びリスク評価のための残留物定義(最終的に合意されたもの)に従って行われた残留試験の成績が必要である。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/doc/2709.pdf
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