食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu03650980149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、植物及び動物の新興疾病に用いる「産品に基づくハザード特定プロトコル(CHIP)」についてEFSAに提出された科学的/技術的報告書を公表
資料日付 2012年8月10日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は8月10日、植物及び動物の新興疾病に用いる「産品に基づくハザード(危害要因)特定プロトコル(Commodity based Hazard Identification Protocol: CHIP)」について、オランダ のワーヘニンゲン大学(Wageningen UR)からEFSAに提出された科学的/技術的報告書(2012年7月31日承認、188ページ)を公表した。概要は以下のとおり。
1. 本研究は、Excel(訳注:表計算ソフト)でプログラムされた決定支援のディシジョンツリー(dicision support tree)として、植物及び動物の生物学的ハザードに用いる、産品に基づくハザード特定プロトコルの開発の基礎をなした。当該ディシジョンツリーの内容は、(1)病害虫や病原体の特徴の系統的な検討結果、(2)リスク評価体系の検討結果、(3)専門家による判断に基づいている。
2. このプロトコルを適用すると、産品/経路に関連する動物や植物の病原体/病害虫が到着地域に侵入する可能性(likelihood)の程度が示され、既存及び新たに出現した病原体/病害虫の検出に取り得る措置に関する決定が導かれる。
3. 当該ディシジョンツリーは、3つのレベルで構成される。レベル0では、(1)産品自体が病害虫になりうるかどうか、(2)産品が病害虫や病原体を含みうるかどうか、(3)産品が、汚染されうる付属物を含んでいるかどうか、を検証する。産品が病害虫や病原体を含む可能性は、産品が到着国に輸送される前に病害虫が産品に混じっている可能性及び(訳注:防疫処理後も)病害虫が生存している可能性、並びに病害虫/病原体が到着国の在来宿主(local hosts)と接触する可能性に依存する。レベル1では、病害虫が産品に交じる可能性及び生存する可能性が詳述され、病害虫/病原体の分類毎に評価されるが、レベル2においては、生物学的ハザードが在来宿主と接触する可能性について一層詳細に評価される。
4. 当該ディシジョンツリーは、(1)「合同関税品目分類表」(Combined Nomenclature: CN) の分類から導き出された産品リスト(関連する特徴をもつ)、(2)リスク評価機関が関連知見を提示し、組み立てることを可能にする経路モデル、によって拡張されている。当該ディシジョンツリーは、6品目の産品(植物由来3品目及び動物由来3品目)で試験され、実行された。
 決定支援のディシジョンツリーのプロトタイプは、以下のURLから入手可能。
http://www.efsa.europa.eu/en/supporting/doc/327eax1.xls
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL http://www.efsa.europa.eu/en/supporting/doc/327e.pdf
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