食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu03650410110
タイトル カナダ保健省(Health Canada)、深刻な病原性細菌が含まれる可能性があるとして、生乳(未殺菌乳)を飲まないよう注意を喚起
資料日付 2012年8月9日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  カナダ保健省(Health Canada)は8月9日、深刻な病原性細菌が含まれる可能性があるとして、生乳(未殺菌乳)を飲まないよう注意を喚起した。概要は以下のとおり。
 歴史的に、未殺菌乳は多くの深刻な疾病に関連している。生乳に含まれるサルモネラ属菌、大腸菌及びリステリアなどの細菌が、集団食中毒の発生に関連性がある。これらの細菌は、発熱、下痢、嘔吐から致死性の腎不全、流産及び死亡までの深刻な症状をもたらす。
 こうした健康上の懸念から、「食品医薬品法」はカナダ国内で販売される全ての乳に殺菌処理を義務付けている。殺菌により、乳の栄養分を損なわずに疾病原因となる微生物を死滅させることができる。生乳では安全のための処理はとられていない。ビタミンDが強化されていることもない。
 殺菌された乳は重要な食品であり、たん白質、カルシウム及びビタミンDなど健康維持に必須な栄養素を多く含む。乳が原因の食中毒の集団発生は、1991年にカナダ保健省が殺菌を義務付けて以降、劇的に減少している。
 「食品医薬品法」は生乳の販売を禁止している(さらなる加工を除く)。生乳から作られるチーズは、製造工程で生乳中に存在する可能性のある多くの病原菌が除去されることから、販売することが可能で、安全とみられている。
 カナダ国内での生乳の販売は禁止されているものの、農場訪問時に生乳を喫飲して罹患する人がいる。殺菌乳は今や標準でありながら、カナダ国民の中には、生乳がより健康によいと信じて生乳を好む人たちもいる。しかし、生乳の喫飲により得られるかもしれない恩恵よりも、深刻な罹患リスクのほうが遥かに重大であることを認識することが肝要である。
 カナダ保健省の提供する生乳に関する情報は以下のURLから入手可能。
http://www.hc-sc.gc.ca/fn-an/securit/kitchen-cuisine/raw-milk-lait-cru-eng.php
地域 北米
国・地方 カナダ
情報源(公的機関) カナダ保健省(Health Canada)
情報源(報道) カナダ保健省(Health Canada)
URL http://www.hc-sc.gc.ca/ahc-asc/media/advisories-avis/_2012/2012_132-eng.php
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