食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu03641320482
タイトル 香港食物環境衛生署食物安全センター、カキ及び海産貝類に関するFAQを公表
資料日付 2012年7月4日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  香港食物環境衛生署食物安全センターは7月4日、カキ及び海産貝類に関するFAQを公表した。質問及び回答は以下のとおり。
1. シジミや海産貝類の潮干狩りをする際、市民はどのような点に注意すべきか?(回答略)
2. 海産貝類の喫食にはどのようなリスクがあるか?
 海産貝類(カキ、シジミ、ホタテガイ)はろ過食性生物で、海水のろ過により食物を吸い込み、その養分を吸収する。このため、汚染された水中では、体内にウイルスが蓄積される可能性が高い。加熱不十分な汚染された貝類を食べると、ノロウイルスや他の病原微生物に感染することがある。よって、あらゆる貝類は十分に加熱する必要がある。特に幼児、高齢者、妊婦、その他免疫力が低下した人は注意する必要がある。
3. 市民は海産貝類の喫食によるリスクをどのように低減できるか?
 「食品安全のための5つのポイント」を厳守する。市民は信頼できる店舗等から海産貝類を入手すべきである。海産貝類の液汁によってその他の食品が汚染されないようにするため、加熱調理していない海産貝類は適切に包んだ上で4℃以下の冷蔵庫の下段に、惣菜や非加熱喫食用食品は上段に置くべきである。また、処理する際は、外殻をこすり洗いし、内臓を取り除き、十分に加熱する。中心温度が90℃になるまで加熱し、そのまま90秒加熱を続けるか、又は沸騰水中で外殻が完全に開くまで加熱し、さらに3分から5分加熱しなければならない。喫食前に液汁は捨てるべきである。
4. 海産貝類が重金属に汚染されていた場合、喫食者の健康に影響を及ぼすか?
 通常、食品から摂取する少量の重金属は健康に影響しない。しかし、重金属を過量に含む食品(海産貝類を含む)を長期間摂取した場合、健康に影響を及ぼすことがある。一部の食品から汚染物質を過量摂取することを防ぐため、バランスのとれた食事を維持することが重要である。
5. 洗えば海産貝類中の重金属を除去できるか?
 洗っても食品表面の汚染物質しか除去できず、既に吸収された重金属を効果的に除去することはできない。
6. 香港で販売されている海産貝類には重金属の法的規制があるか?
 「食物混入(金属汚染物質含有量)規則(第132V章)に食品中の重金属の基準が示されている。海産物中の上限値は鉛が6ppm、水銀が0.5ppm、ヒ素が10ppm、カドミウムが2ppmである。
 プレスリリースの英語版は以下のURLから入手可能。
http://www.cfs.gov.hk/english/faq/faq_foodprod_shellfish.html
地域 アジア
国・地方 香港
情報源(公的機関) 香港食物環境衛生署食物安全センター
情報源(報道) 香港食物環境衛生署食物安全センター
URL http://www.cfs.gov.hk/sc_chi/faq/faq_foodprod_shellfish.html
(※注)食品安全関係情報データベースに関する注意事項
本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
掲載情報は、国際機関、国内外の政府機関等のホームページ上に公表された情報から収集したものですが、関係する全ての機関の情報を確認しているものではありません。また、情報内容について食品安全委員会が確認若しくは推薦しているものではありません。
掲載情報のタイトル及び概要(記事)は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
情報公表機関からの公表文書については、個別項目の欄に記載されているURLからご確認下さい。ただし、記載されているURLは情報収集時のものであり、その後変更されている可能性がありますので、ご了承下さい。