食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu03640500361
タイトル 台湾行政院衛生署食品薬物管理局、専門家会議において牛肉中のラクトパミンの残留基準値について討論結果を公表
資料日付 2012年7月31日
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分類2 -
概要(記事)  台湾行政院衛生署食品薬物管理局は7月31日、専門家会議を開催し、牛肉中のラクトパミンの残留基準値について討論した旨公表した。
 「食品衛生管理法」の改正案が立法院で可決されたことから、同局が7月31日に開催した食品衛生安全・栄養諮議会の定例会議において、牛肉のラクトパミンの残留基準値に関する討論が行われた。
 委員は以下のことに同意した。コーデックス委員会で採択された牛肉中のラクトパミンの基準値10ppbを採用し計算した場合、全ての食用牛肉に10ppbのラクトパミンが含まれると仮定しても、食事から摂取されるラクトパミンの量は一日摂取許容量(ADI)1μg/kg体重/日のわずか0.5%であり、ADIより遥かに低い。このことは、牛肉中に10ppb以下のラクトパミンが残留していたとしても、ヒトにもたらされる健康リスクは許容範囲内であるということを示している。
 ラクトパミンのADIを1μg/kg体重/日と設定したのは、2012年4月11日に同局が開催した専門家会議の結論に基づいている。ADIの設定について考えるとき、長期反復投与試験の結果を根拠とすべきで、こうしてはじめてヒトが一生涯毎日摂取した場合の安全性を確保できる。このため、動物の長期毒性試験を評価の主要な根拠とし、併せて高リスク者群への影響を考慮し、さらに、健常者での心血管系試験の結果及び中・重度の心不全患者に静脈注射した臨床試験の結果を補足することは、ラクトパミンのADIを1μg/kg体重/日と設定する上で、食品中に残留するラクトパミンに関する健康リスク評価の根拠として十分なものと考えられる。
 同局は今後、総統令により「改正食品衛生管理法」を正式に公布・施行し、行政院農業委員会が牛に対するラクトパミン禁止令を解除した後、今回の会議での専門家の意見を参考に、行政手続に従い牛肉中のラクトパミンの基準値を設定する。
地域 アジア
国・地方 台湾
情報源(公的機関) 台湾行政院衛生署
情報源(報道) 台湾行政院衛生署
URL http://www.doh.gov.tw/CHT2006/DM/DM2_p01.aspx?class_no=25&level_no=1&doc_no=85542
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