食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu03630660164
タイトル オランダ国立公衆衛生環境研究所(RIVM)、畜産農場近隣住民の感染リスクに関する報告書を発表
資料日付 2012年7月10日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  オランダ国立公衆衛生環境研究所(RIVM)は7月10日、畜産農場近隣住民の感染リスクに関する報告書を発表した。
 現在は、高密度飼育畜舎の傍で暮らす人々において人獣共通感染症に感染するリスクが増大しているか否かについて確実性をもって決めることはできない。これは、畜舎までの距離、畜産タイプ及び畜産の規模(サイズ)に関するリスクのデータが十分ではないためである。人獣共通感染症に感染するリスクの増大が強く示唆される病気はQ熱である。畜産農場主や従業員は、幾つかの人獣共通感染症に感染するリスクが高くなっていることが知られている。しばしば、リスク要因となるのは動物との直接接触である。
[6種の人獣共通感染について検討]
 オランダ自治体保健局(GGD)の要請により実施された文献調査に基づいてオランダ国立公衆衛生環境研究所(RIVM)が検討した。GGDは、2008年以来提言されている1~2kmの隔離距離(緩衝距離)について根拠を明らかにするよう求めている。この提言は事業者間の距離を指し、獣疫を管理する目的のもので、特に鳥インフルエンザについて定められたものである。本報告書には、RIVMは、6種の人獣共通感染症の分析データから畜産農場付近住人のリスクの有無について調査した。調査した人獣共通感染症は、鳥インフルエンザ、Q熱、オウム病、カンピロバクター症、家畜関連メチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)、基質特異性拡張型βラクタマーゼ(ESBL)産生性細菌の6種である。
 畜産農場近隣の住民の感染リスクについて考察を得るためには更なる研究が必要である。例えば、畜産農場環境中の微生物の存在と近隣住民に人獣共通感染症が発生する範囲に関する研究を行うべきである。
 報告書(オランダ語、65ページ)は以下のURLから入手可能。
http://www.rivm.nl/bibliotheek/rapporten/609400004.pdf
地域 欧州
国・地方 オランダ
情報源(公的機関) オランダ/公衆衛生・環境保護研究所(RIVM)
情報源(報道) オランダ国立公衆衛生環境研究所(RIVM)
URL http://www.rivm.nl/bibliotheek/rapporten/609400004.html
(※注)食品安全関係情報データベースに関する注意事項
本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
掲載情報は、国際機関、国内外の政府機関等のホームページ上に公表された情報から収集したものですが、関係する全ての機関の情報を確認しているものではありません。また、情報内容について食品安全委員会が確認若しくは推薦しているものではありません。
掲載情報のタイトル及び概要(記事)は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
情報公表機関からの公表文書については、個別項目の欄に記載されているURLからご確認下さい。ただし、記載されているURLは情報収集時のものであり、その後変更されている可能性がありますので、ご了承下さい。