食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu03630520305
タイトル 欧州連合(EU)、食品及び飼料中の麦角アルカロイド類(ergot alkaloids)のモニタリングに関する委員会勧告を官報で公表
資料日付 2012年3月15日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州連合(EU)は3月16日、食品及び飼料中の麦角アルカロイド類(ergot alkaloids)のモニタリングに関する委員会勧告(2012/154/EU)を官報で公表した。概要は以下のとおり。
1.欧州食品安全機関(EFSA)の科学パネル(CONTAMパネル)は、動物飼料中の望ましくない物質である麦角に関する意見書を2005年4月19日に採択した。
 麦角の菌核は異なる種類のアルカロイド類を含有しており、最も多いものがエルゴメトリン(ergometrine)、エルゴタミン(ergotamine)、エルゴシン(ergosine)、エルゴクリスチン(ergocrystine)、エルゴクリプチン(ergocryptine) 及びエルゴコルニン(ergocornin)並びにこれらに関連する-イニン類である。含有量及び毒性パターンは菌株間で異なり、宿主植物種及び地理的条件による。
 現時点では、麦角アルカロイドの菌種及び生息分布、並びに宿主植物ごとの差異の程度は明らかになっていない。個々の植物ごとの麦角アルカロイドパターン差異を裏づける全ての要因を同定するために、さらなるデータが必要となる。
 菌核の大きさ及び重量のばらつきが相当大きいことから、ライ麦穀類の麦角による汚染の比率の正確な物理的検証は難しい。加えて、当該検証は加工飼料及び食品においては不可能である。したがって、麦角アルカロイドによる潜在的汚染が考えられる飼料及び食品には、物理的手法の他に、化学分析を取り入れて当該物質を検証することが推奨される。しかしながら、クロマトグラフィー法などの化学分析手法の適用は限られた数の麦角アルカロイドに限定されている。
 製粉前の穀物のみでなく、穀物産物、配合飼料及び食品中の麦角アルカロイド類の存在に関するさらなるデータ、飼料及び食品中の麦角アルカロイドパターンに関する信頼できるデータ並びに菌核量と麦角アルカロイド類の存在の関連づけが必要である。 
 モニタリングは以下の主要な6種類に絞って行うのが適切である。すなわち、エルゴメトリン、エルゴタミン、エルゴシン、エルゴクリスチン、エルゴクリプチン及びエルゴコルニン並びにこれらに関連する-イニン類である。
2.加盟国に対する主要な勧告は以下のとおり。
(1)飼料及び食品業界担当者を積極的に関与させ、ヒトの喫食用又は動物飼料用に意図された穀物及び穀物産物、動物飼料用の牧草(pasture)/イネ科牧草(forage grasses)並びに配合飼料及び食品中の麦角アルカロイド類の存在に関してモニタリングを行うこと。
(2)少なくとも以下の6種類の麦角アルカロイド類を分析すること(エルゴクリスチン/エルゴクリスチニン、エルゴタミン/エルゴタミニン、エルゴクリプチン/エルゴクリプチニン、エルゴメトリン/エルゴメトリニン、エルゴシン/エルゴシニン及びエルゴコルニン/エルゴコルニニン)。
(3)菌核の含有量と個々の麦角アルカロイドの量の関連性をさらに解明していくために、同時に、試料の菌核の詳細を可能な時点で同定すること。
3.データベース作成のために、分析結果は定期的にEFSAに提出すること。

国立医薬品食品衛生研究所 安全情報部 食品安全情報(化学物質)No.15/2012(2012.07.25)P11
http://www.nihs.go.jp/hse/food-info/foodinfonews/index.html
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州連合(EU)
情報源(報道) 欧州連合(EU)
URL http://eur-lex.europa.eu/LexUriServ/LexUriServ.do?uri=OJ:L:2012:077:0020:0021:EN:PDF

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