食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu03620010160
タイトル 英国食品基準庁(FSA)、イスラム教のラマダンを前に、ヒ素又は硝酸塩を多量に含む可能性があるとされる一部のびん詰飲料水の摂取を避けるよう呼びかけ
資料日付 2012年7月5日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  英国食品基準庁(FSA)は7月5日、イスラム教のラマダンが間もなく始まるのを前にして、一部のびん詰飲料水について試験した結果、ヒ素又は硝酸塩を多量に含んでいる可能性があることから、摂取を避けるよう呼びかけた。概要は以下のとおり。
1.当該びん詰飲料水はZamZam商標で、サウジアラビアの特定の水源から湧出する水をイスラム教徒用に聖別したものである。ZamZamはサウジアラビアの法律で同国外への販売目的の輸出は禁止されていることから、英国内で販売されている同商標の飲料水は出自が不明である。
2.個人が持ち込んだものも含め数年前から英国内に出回っているZamZamという名称の飲料水に関して行われた試験の結果、法定基準のほぼ3倍にあたるヒ素が検出された。
3. イスラム教徒は当該飲料水の摂取が健康に及ぼすリスクについて認識すべきである。ヒ素に汚染されている当該飲料水の摂取は、発がんリスクの増加に寄与する。完全に安全であるという、水に対するヒ素の基準値はなく、イスラム教徒以外も、ZamZamという名称の飲料水の摂取を避けること。ヒ素の摂取量の増加と共にリスクも増大する。ただし、ZamZamをたまに少量摂取しても、成人及び年長の子供の健康に対するリスクは極めて低い。幼児については硝酸塩の含有量によっては感受性反応を示す可能性があることから、飲料水として与えることを推奨しない。
4.FSAはこの問題について、イスラムの法律にのっとった、イスラム教徒用食品に関してモスレム協会作業部会に以前から相談していた。当該飲料水を見かけた場合は自治体に連絡してさらなる調査をしてもらうよう消費者に呼びかけている。
地域 欧州
国・地方 英国
情報源(公的機関) 英国食品基準庁(FSA)
情報源(報道) 英国食品基準庁(FSA)
URL http://www.food.gov.uk/news-updates/news/2012/july/zamzam2012
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