食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu03611030149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、牛、めん羊、犬及び猫用の飼料添加物としての塩化アンモニウムの安全性及び有効性に関する科学的意見書を公表
資料日付 2012年6月11日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は6月11日、牛、めん羊、犬及び猫用の飼料添加物としての塩化アンモニウムの安全性及び有効性に関する科学的意見書(2012年5月24日採択)を公表した。概要は以下のとおり。

1. 飼料における塩化アンモニウムのpH調整剤としての有効性はみられなかったが、当該添加物は反すう動物、犬及び猫の尿のpHを効果的に下げた。

2. 高投与量(配合飼料の1%超)での使用により、代謝性アシドーシスがみられ、カルシウム及びマグネシウムの腎排泄量が増加した。

3. 飼料中に濃度1%で塩化アンモニウムをおよそ3か月使用することは、反すう動物に対して安全である。使用期間に制限を設けない場合は、反すう動物、犬及び猫用配合飼料の0.5%を超えて使用してはならない。

4. 塩化アンモニウムのプラス及びマイナスイオンは排泄される速度が速く、組織及び生産物中の内在性イオン濃度の増加はない。したがって、動物用栄養飼料への同物質の使用による、消費者の安全に関する問題は懸念されない。

5. 反すう動物に対して安全であると考えらえる食餌レベルでの同物質の使用は、環境に対してもリスクをもたらさない。



国立医薬品食品衛生研究所 安全情報部 食品安全情報(化学物質)No.13/2012(2012.06.27)P11

http://www.nihs.go.jp/hse/food-info/foodinfonews/index.html
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/doc/2738.pdf
(※注)食品安全関係情報データベースに関する注意事項
本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
掲載情報は、国際機関、国内外の政府機関等のホームページ上に公表された情報から収集したものですが、関係する全ての機関の情報を確認しているものではありません。また、情報内容について食品安全委員会が確認若しくは推薦しているものではありません。
掲載情報のタイトル及び概要(記事)は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
情報公表機関からの公表文書については、個別項目の欄に記載されているURLからご確認下さい。ただし、記載されているURLは情報収集時のものであり、その後変更されている可能性がありますので、ご了承下さい。