食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu03610530330
タイトル 英国健康保護局(HPA)、食品安全週間に当たり、厨房における適正な衛生管理による食中毒リスクを低減を呼びかけ
資料日付 2012年6月13日
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概要(記事)  英国健康保護局(HPA)は6月13日、食品安全週間に当たり、厨房において適正な衛生管理を実行して食中毒に感染するリスクを低減するよう呼びかけた。概要は以下のとおり。

1. 同局の調査によれば、イングランド及びウェールズでは毎年推定170万人の食中毒患者が発生する(毎週平均33
,160人)。

2. 食中毒の原因の第一は家きん肉(29%)で、これは、鶏肉を食べる国民の割合が大きいことを鑑みると最大の原因と言える。次いで赤肉(17%)及び魚介類(7%)となっている。最も食中毒の原因となりにくいのが、加熱調理済み野菜、果実及び米である。

3. 最もよく知られている食中毒の原因となる細菌は、カンピロバクター(患者338
,000人)、ウェルシュ菌(Clostridium perfringens)(患者168
,000人)及びサルモネラ属菌(患者73
,000人)である。

4. これらの細菌は環境中に、またヒト及び動物の腸管に広く存在し、加熱不十分の肉及び魚介類の取扱い及び喫食により感染することが多い。イングランド及びウェールズ全域に発生した症状の程度から、十分な加熱調理及び厨房における適正な衛生管理に関する注意喚起をタイムリーに行う必要性が強調される。

5. 食品安全週間にあたり、以下の点を注意して食中毒のリスクを遠ざける。

(1) 加熱調理用/バーベキュー用肉(特に家きん肉)は熱がしっかり通り、湯気が出るまで調理する。熱をしっかり通すことで細菌が死滅する。

(2) 厨房での交差汚染を避ける。つまり、加熱調理済み食品を生の食品から遠ざける、冷蔵庫の中では、生の食品を加熱調理済み又は非加熱喫食用食品よりも下の段に置いて保存する、厨房の壁、調理台などの表面、並びにナイフ、まな板及び布巾などの調理器具を清潔に保つ、野菜と肉を同じまな板で切らない、調理の前、トイレ使用の後はしっかり手を洗う、を励行する。

6. HPAの専門家は「食品安全週間は、食中毒リスク低減のために、食品(主に肉)をしっかり加熱調理することの重要性を国民が意識する絶好の機会である」と述べ、厨房における適正な衛生管理の実行が、毎週の食中毒患者数の低下につながるとしている。
地域 欧州
国・地方 英国
情報源(公的機関) 英国健康保護局(HPA)
情報源(報道) 英国健康保護局(HPA)
URL http://www.hpa.org.uk/NewsCentre/NationalPressReleases/2012PressReleases/120613HPAissuesfoodsafetyreminder/
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